🐰×同級生×狡猾（４） ページ19
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「今日なんか元気ないね？何かあった？」
『あ、ホソクさん。お疲れ様です。…いや、ちょと、ははっ』
「何なに？話せば少しスッキリするかもよ？俺でよければ聞くよ」
兄の親友ということもあり、バイト先でいつも仲良くさせてもらっている先輩のホソクさんに先ほどのことを話してみた。
ホ「えぇ！？え〜、うーん…あのさA」
『私とホソクさんの仲じゃないですか。思ったことそのまま言ってください』
ホ「それってAの勘違いっていうか思い上がりじゃない？」
『…』
ホ「だってそのジョングクくんはAのこと好きって言ってないんだろ？だったら…」
『はぁ…これだからホソクさんは…ホソクさんは男女の友情が成立すると思いますか？』
ホ「うん、するでしょ？」
『…価値観の違いですね』
ホ「ヤ―！本当に価値観の違いだと思っているならその顔をどうにかしろ！」
『それにね、私はホソクさんと違って勘が鋭いんですよ。恋多き女なんでね、ホソクさんと違って』
ホ「…ナムジュンに言いつけてやろう」
『すみません。それだけは、兄に言いつけるのだけはやめてください。まだ私のこと純粋だと信じて疑わないシスコンなんです。それを知ったらきっと、壊れます。言わないって約束してください。』
ホ「でもまぁ、確かに女の子同士は難しいよね…ジョングクくんがAのことなんだこの思い上がり女、怖って思って遠ざかってくれるといいね」
『…まぁそれでも最悪良いですよ。念願の講義なんだから、グループ課題が上手くいけばそれで』
そうだ。ホソクさんの言う通り、万が一私の読みが外れてジョングクさんに思い上がりの痛い女だと思われてもそれはそれで結果オーライだ。どっちにしろ、あれだけ言ったんだ。もう仲良くなりたいだとか、そんなことは言ってこないだろう。
次に会うのは来週の水曜日。１週間ある。それまでに組んでもらったスケジュールと役割を確認しないと。バイトが終わったら早速確認しよう。
＊＊＊
ホソクさんに家まで送ってもらい、一息ついて通知を確認する。しかし、グループラインからの通知はない。
あれ？今はもう０時近くだ。もう来ていてもおかしくないのに...まぁ、でも私はせっかちなほうだしな。明日あたりに来るのかな。はぁ、今日はもう疲れたし、明日も大学があるし、早くシャワー浴びて寝よう。
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「...おかしい」
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作者名：*mnlr* | 作成日時：2021年10月19日 20時
