三話 ページ6
学園長に案内され、俺はイグニハイド寮に来た。
俺の部屋はイグニハイド味がありつつとてもシンプルだった。
特にPCとか置いてくれてるのが嬉しい。
さて、俺にはやらなければならない事がある。
そう。
「ボカロ…作りたいな。」
ボカロを作るのだ。
鏡は喋るしここは異世界。魔法が俺にも使えてもいいだろう。
よし、なんか、なんか出そう。
ふと、【アイ情劣等生】に出てくるステッキを思いついた。
「【アイ情劣等生】魔法のステッキ」
ぽふん、と小さく音を立て次の瞬間にはオレンジ色のステッキが目の前に浮かんでいた。
おそるおそる掴んでみると、ずしりと重く感じる。
もしかして、俺の魔法は…
急いでPCでボカロを検索したが、見つからない。
【愛されなくても君がいる】
またもや、ぽふん、と音を立てて初音ミクのソフトが現れた。
実はMVに映っていたのがあった。
次に、ドラえもんのスモールライト。
これまたぽふんと音を立てて現れた。
ああ、俺の魔法は
「繋がる世界…コネクト・ワールド」
自分命名だが、なかなかかっこいいだろう。
とにかくこの魔法は俺にしか扱えない俺のものだ。
おそらく、前世で見た漫画やアニメ、ゲーム、MVに出てきたものを出せる能力なのだろう。
前世オタクの俺にとって、これ以上ないチートだ。
ああ、そうだ。
ボカロを布教しなくては。
＿＿
「ふぅむ…ノックをしてもなかなか出てきませんねぇ。」
「コンチータさん！起きてください！」
大きな音を立てて扉が思い切り開き、同時に俺も飛び起きた。
目の前の画面には、筆文字で【千本桜】と描いてあるイラストが。
イラストも、完全再現だ。
あとは音声。
イヤホンから響く、滑らかに歌う初音ミク。合わせてなり続ける和風な音。
「ふ、ふひ、かんせい、だ。」
「何がですか！もう！遅刻しますよ！制服置いておきますから、これ着て来てくださいね！」
「…はい。」
オールした俺には、学園長の声はかなりうるさいが。
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レインコート - うちのペット可愛いすぎさん» アッお気づきになられました！？そうなんです！！大罪シリーズ大好きで！ (11月13日 18時) (
レス) id: 2287692f9d (このIDを非表示/違反報告)
うちのペット可愛いすぎ(プロフ) - コンチータってやっぱりバニカ様意識していらっしゃいますか…！？ (10月28日 17時) (レス) @page2 id: bd2b8b6fd0 (このIDを非表示/違反報告)
レインコート - 腐りの森の優さん» 腐りの森＝pi○iv ってコト！？ (10月24日 9時) (レス) id: 1a90f164f5 (このIDを非表示/違反報告)
腐りの森の優 - レインコートさん» 草ァ(どーも。なうでーす (10月23日 21時) (レス) id: 6c62703019 (このIDを非表示/違反報告)
レインコート - レインコートさん» パス思い出したｧｧｧ！！！！すいません！！またこれから更新します！！すいません！！！ (10月18日 7時) (レス) id: 326cf2b718 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レインコート | 作成日時：2023年8月24日 17時
