この度、編入することとなりました！【忍たま乱太郎】 (ページ1)

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プロローグ.編入ページ1

みなさんこんにちは。宮乃Aです。
私は今日から忍術学園に編入することとなった。

こうなったのには訳がある。
私の両親は腕利きの忍者で、時々戦場に出されたこともあった。
そのため、実践経験は豊富だと思う。
子供を戦場に出すのか？とも思うが、今の時代そんな生ぬるい事ばかりいってはいられないだろう。
(両親は私の事をとても心配していたけど。)

とまぁ、腕利きの忍者ではあるが、少々親バカな両親に、一、二ヶ月程前、忍術学園に入らないかと言われた。
何でも、学園長のブロマイドが欲しいらしく、それを貰ってきてくれ、だそう。
ついでに、将来見込みのありそうな子を調べてこい、らしい。
くの一でも良いが、忍術学園は男子の数が多い。
なので、私はくのたまではなく、忍たまになることとなった。

そして………、大きな門の前にたっているのだけど。
入っていいのよね？
扉を開けると、なんとも騙されやすそうで、可愛い男性がいた。

「入門票にサインをお願いしまーす」

「あ、はい。……貴方は？」

宮乃Aと書き、彼に尋ねる。
すると、彼はキョトンとし、ふわりと笑った。
うん、可愛い。

「僕は小松田秀作です。事務員だよ。Aちゃんの事は聞いてるよ。どーぞ」

「ありがとうございます」

小松田さん…か。
何歳なのかな？多分、私より上なのだろうけど。
私は、十三歳だ。
だから、四年生に編入すると聞いた。
打倒、男！がモットーの私にとっては、男女で力の差がつきはじめるこの年齢は願ったり叶ったりなのだけど。

まぁ、いい。
学園長室に向かおう。
……って、学園長室ってどこだ？

うろうろしていると、後ろから声がかかった。