利害関係 (ページ6)

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利害ページ6

『美桜ー。2人とも良いってさ』

今田「え、ほんとに！？」

驚いてるのに可愛いのは罪すぎやしませんか

大きいおめめが更に大きくなってるよ

『ほんとだよ』

今田「メイク変じゃない？

え、髪の毛巻いてくればよかったかなぁ、、

えぇ、どうしよ。自分の全てが嫌になってきた」

本当に田中くんのこと好きなんだなぁ、、

前にもあったけどここまで本気っぽくなかったよなぁ

『美桜はいつでも可愛いんだから自信持って！私が今まで見た中でも断トツで可愛いよ』

今田「えー、愛理に言われても嫌味にしか感じない」

『はいはい』

私の生い立ち(？)について触れておくと

アメリカ人の祖父を持つ私は自分で言うのもなんだけど二重も綺麗な方だし鼻筋も通った方で

小さい頃から「可愛い」「お人形さんみたい」と言われて育ってきた

小学校に入学して美桜と出会った。友達になった

美桜は小学校の時からモテモテで周りには常に人がいた

いっぱい人がいるのに美桜は私の隣にいてくれた

中学校では思春期に突入して恋と言うものを意識し始める

でも私は隣に美桜がいるだけで良かった

美桜と不釣り合いだと思われないようにスキンケアだってマッサージだって怠らなかったし告白だって沢山された

でも私が好きだと思うのは美桜だけで中学を卒業する時にはずっと美桜の隣にいることを心に決めた

美桜と出会ってから友達になってから私の生活は美桜中心なのだ

だから私はとても田中くんが羨ましい

美桜に好かれてる田中くんが

羨ましくて仕方がないんだ