利害 ページ47
Aついたよー、どこいる?
Juri.T中で席取ってる
え、待ってまだ5分前だよ？
樹くん待ち合わせに遅れることで有名じゃないの？
『ごめんね、待たせちゃって』
田中「全然待ってないよ」
嘘でしょ。田中くん今日絶対10分前くらいからいるよ
『そっか。もうなんか頼んだ？』
田中「いや、取り敢えず2人分のお冷貰っただけ」
『何頼む？私ここ初めてなんだよねー』
田中「このカキフライとか美味しそうじゃない？」
え、ご飯食べたんだよね？成長期だから？
『わ、美味しそう！でも重くない？お昼ご飯食べたでしょ？笑』
田中「食べたけど、定食じゃなかったらペロッと食べれそうじゃない？」
『確かに、じゃあ私スイートポテトにしようかな』
田中「俺もスイートポテト好き！」
幼稚園児みたいで可愛いな
『半分こする？』
田中「え、いいの？」
お目目きゅるきゅるだよ
『うん！』
田中「待って、このカキフライめっちゃ美味しい」
サクサクいってる。美味しくないわけないやん
『おいしそう』
田中「1個あげる、口開けて」
モテる男はこういうことをサラッとしてきます。気をつけて
『いいの？』
田中「俺スイートポテト半分貰うし」
『ありがとう。』
田中「あー」
『あー、、ん！』
『これほんとに美味しい！』
田中「ね？言ったでしょ？」
『スイートポテト半分残しとくね』
田中「ありがと」
『いーえー』
田中「食べ終わったら公園行こ、話したい」
美桜のことかな？
『わかった』
田中「美桜とのことなんだけど」
やっぱりね
『うん』
田中「俺ずっと愛理ちゃんのこと好きだった。諦めきれないし、美桜に悪いと思ったから別れた」
愛理ちゃんって私だよね？え？
『え、樹くん？』
田中「嘘じゃないよ。俺ずっと愛理ちゃんが好き」
『そっか、でも私答えられない』
田中「知ってる。北斗のこと好きだもんね」
『うん。ごめんね』
田中「友達としてはもう見れないかもしれないけど、無視はしないでね笑」
『うん、ありがとう、伝えてくれて』
田中「じゃ、また月曜ね」
『またね』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 140人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あっぷるてぃー | 作成日時：2019年8月1日 3時
