愛おしい (ymin)

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山田「どーしたのそれ」





「これ、は...」







言えない






増してや男に抱かれているなんて、








それに約束も。







「こ、これ、、、昨日の女の子がしつこくてさ」








山田「しつこくて...ねぇ？」







ﾁｮﾝｯ







「ｲﾀｯなにすんだよｯ」







山田「腰痛めてんでしょ、






伊野尾ちゃんさぁ」







「それ以上言うな、、、






お願い






誰にも言わないでよ」







山田「ちょ伊野尾ちゃん、頭あげて






別に責め立てるつもりもないし、







軽蔑なんてしないからね？







それより早く服着ちゃいなよ」











「えっあっうん」







怒られる覚悟でいたつもりが平然としている山田に安心する









山田「でもさ、伊野尾ちゃん







その相手は安全な人なの？」










「えっ、？」












山田「そんな痛々しい傷つけてくる人ってほんとに大丈夫なの？







伊野尾ちゃんが我慢してるとかない？」










「大丈夫、







嫌だったらとっくに逃げてるもん」








山田「ｯそっか」








一瞬驚いた顔をしたのは気のせい？








まぁ驚いても当然だよね








長年も一緒に活動してきたメンバーが男に抱かれているって知ったら無理もない









否定せずなんなら俺の事を気づかってくれる山田は優しい











それに比べて俺はなんて惨めなんだろう...

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