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Your side
こんな時間まで飲んだ日は
メイクだけ落として寝るんだけど
今日はなんだか眠れない。
それは間違いなく今日起こった出来事のせい。
シャワーを浴びてベッドに腰掛ける。
と、光る携帯の画面。
山田『ちゃんと家着いてる？ほんとは俺が送って行きたかったんだけど。』
涼介くんの言葉で
大貴くんからハグされたことが蘇る。
A『うん！もうシャワーして寝ようかなって。涼介くんももう家？』
山田『今家着いたとこ。みんな送ってたらこんな時間になっちゃった。寝るとこだったのにごめんね。』
A『大丈夫！眠れなくてボーッとしてたの。』
山田『ぢゃあちょっとだけ電話してもいい？』
えっ！
A『うん』
画面に表示される名前に緊張する
〜〜♬
山田「もしもし」
A「も、もしもし？」
山田「ごめんね突然。」
A「ううん大丈夫。今日はテレビで見たことある顔がいっぱい目の前にいて興奮して眠れそうにないよ。」
山田「えっ？俺らのこと？」
A「そうだよー！あんなにイケメンに囲まれるのなんて人生初。」
山田「ははは。みんなイケメンだったでしょ〜」
A「涼介くんが1番かっこいいよ」
ハッ
何を言ってるんだわたしは
思わず口を押さえて自分が無意識に発してしまった言葉に顔が熱くなる。
山田「そんなこと言われると照れるんですけど」
山田「Aちゃんも大人気だったんだから。ヒヤヒヤしちゃったよ。」
A「え？」
山田「それよりさ、Aちゃん好きな食べ物なに？」
それから私たちはたわいもない話をして、来週末ごはんに行くお店を決めた。
山田「ぢゃあ〜そろそろ寝よっかな」
A「うん。そうだね。」
山田「あー眠いけど電話切りたくないわ。」
A「えーなんでー？」
山田「それ聞くー？はは。Aちゃんて天然だよね。」
A「そ、そうかな？」
山田「、、、、早く来週末来ないかな〜。ぢゃあおやすみ。ゆっくり休んでね。」
A「うん。涼介くんも。おやすみなさい。」
はぁ。
大きなため息ひとつ。
ダメだ。
眠れない。
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作者名：mani | 作成日時：2019年1月11日 22時
