△ 出会い ページ1
貴方side
これからどうすればいいの……？
もう、しに たい
彼のいないこの世には何も無い……
6年間付き合って同棲もしてきた
裕翔がいなくなりました。
彼と付き合い始めたのは私が高校3年の冬
彼からの告白で付き合うことになった
裕翔と同じ大学に行くために
必死に勉強もして、受かり
幸せな大学生活を過ごす
はずだった
裕「ねぇなんで俺以外の男に笑いかけてるの」
裕「ふざけんなよ！俺だけ見てればいいんだよ！」
彼からの度重なる暴 力
私を殴った後彼は必ず
泣きながら謝り…私を抱いた
裕「ごめん。ごめんな、もうしないから俺、Aには俺なんかよりもっといい人がいてその人のところに行っちゃうんじゃないかなって……」
「大丈夫だよ、私は裕翔しかいないから」
そう思って彼を抱き寄せた
彼には私がいなければいけない
そう、思ったんだ
それから彼の行動は収まるどころか
酷くなって。
ついには学校をバイトを
私が知らぬ間にやめていた
家から出る時は必ず５分おきに電話
GPSと盗聴器は必ずカバンに入れること
そしてここ2年は
1歩も外に出れていなかった
そんな彼が姿を消したのは今日
警察に連れていかれたんだ、
彼は……
酔って車に乗り
ひとをひきころ した
そんな彼がいなくなるのは当たり前で
でも完全に彼に依存しきっていた私は
自ら 彼と出会い、
告白をされた思い出の高校の屋上から
夜空を飛ぼうとした
いまなら
飛べる気がした
「あれ、おねーさん空飛べるの？」
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作者名：彗 ｰSuiｰ | 作成日時：2019年1月14日 0時
