7.始まり ページ8
サムの言った通り、スティーブたちは今、指名手配されている
その指名手配犯が本部に行ってラボを使わせてくれと言ってもただ逮捕されるだけだろう
「いや、ひとつだけ場所がある」
スティーブが言った
私には本部がラボを貸してくれるとは思わないけど彼についていくことにした
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クインジェットに乗って着いた先はワカンダだった
ここは最先端の技術も揃っているし上空にまでシールドがはってあって何よりとても安全だ
クインジェットを降りるとティ・チャラ陛下が迎えてくれた
そこには冷凍状態にされていたはずのバッキーもいた
「バッキー!」
「久しぶりだな。俺が居なくなって泣かなかったか?」
「ちょっと!子供扱いしないで」
久々の親友との再会を喜んで色々話をしたいところだが今はそうはいかない
「お久しぶりです。陛下」
あの日は敵として陛下に失礼なことをしたけど今回は味方になる
陛下は頷き、とりあえずこちらに、と案内された
案内された場所は陛下の妹、シュリがいるラボだった
バナー博士博士がヴィジョンとマインドストーンについて説明をした
「どれくらいかかる」
「2兆ものニューロンを分離なせるなんてそう簡単にはいかない。できる限り時間を頂戴」
シュリがそう言った次に、空から三角形の大きな物体が何個もワカンダの周りに落ちてきた
『なんかやばそうだぞ、キャプテン』
外にいたサムから連絡が入った
「なるべく時間を稼ぐ。ワンダ、君はここで2人を守ってくれ」
「わかったわ」
ワンダとシュリ、ヴィジョンをここに残して外へ向かった
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