15.結末 ページ16
サノスが指を鳴らすだけで宇宙の人口の半分は消えると聞いていた
もしかしたら、スティーブが負けてマインドストーンを手に入れたサノスがついに計画を始めたのかもしれない
「嫌だよ！消えたくないよ！」
私に必死に抱きつきながら訴えるピーター
その体は半分消えかけている
「私も嫌だよっ…行かないで！」
消えないように必死に抱きとめるが、もう遅かったようで。
「ごめんね…」
塵となって消えてしまった
「嫌！ピーター！」
ピーターまで消えたなんて…
残ったトニー、ネビュラ、私はただ絶望しかなかった
宇宙の人口の半分が消えたということは家族や、友達も消えたということになる
「スティーブ、バッキー…」
やっぱりいなくなっちゃうじゃんか…
・
・
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地球ではワンダが1度はマインドストーンを破壊したものの、サノスがタイムストーンを使って再びマインドストーンを作り出した
地球にいたアベンジャーズたちは必死に阻止しようとしたが既に5つのインフィニティストーンを集めたサノスにはかなわなかった
そこに、ソーが現れサノスの胸を貫くが
「頭を狙うべきだったな」サノスはそう言って指を鳴らした
バッキー、ティ・チャラ、サムの体が塵となって消える
サノスには逃げられ、スティーブ達も戦いの疲れと絶望で何も言葉が出なかった
アメリカでは、SHIELDの元長官、ニック・ヒューリーとマリア・ヒルがトニーに連絡を入れていた
だが返事はなく、街のあちこちで無人の事故が多発
サノスの影響が出始めた証拠だった
すると、彼ら2人の体も消え始め、ニック・ヒューリーはなんとか携帯のボタンをもう一度押す
地面に落ちた持ち主のいない端末の画面には
"captain MARVEL"
そう書いてあった。
Fin.
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