12.事実 ページ13
「おい、どういうことだ」
"ソウルストーンが埋め込まれている"
その言葉に声も出なかった
頭の中に色々疑問が浮かんできて整理できない
すると、サノスが言った
「ただの実験だけで何故歳を取らなくなるのかお前は不思議に思わなかったか?」
…確かにスティーブは超人的な力は手に入れたものの70年も歳をとらなかったのは氷漬けにされてたせいだ
これまでただ実験でこうなったと思ってたけど根本的にどうやったのか考えたことは無かった
「ソウルストーンのかけらが今はお前の体の一部となっているがそれが本体と共鳴しないはずがない」
サノスがガントレットのある方の手の拳を握ると辺りに青い光が放たれる
その瞬間、ソウルストーンを手に入れようとした全ての人の悲しみや欲望が頭に流れ込んできた
ソウルストーンはサノスの手に渡る前ヴォーミアというところにあった
深い谷へ飛び込めば手に入るはずだったが代償が必要だった
それは自分が1番愛する人を失わなければいけなかった
私が感じたのはその愛する人への悲しみやそれでもソウルストーンが欲しいという欲望。
気がつくと、なぜか私はトニーの目の前に立っていた
「さあ、やれ」
サノスが後ろで囁くと体が勝手に動く
いつの間にか手に持っていた赤と黄色の剣をトニーの前に突き出す
やだ…なんで?
まさかトニーを刺すつもりなの?
抵抗するが、体は言うことを聞かずサノスと戦って動けないままの彼に近づく
そんな…嫌だ!
傷つけたくなんかない
私の思いは届かず、剣はトニーのお腹を刺した
サノスの狙いなのか、そこで体の自由が戻った
※実際の映画ではサノスがトニーを刺してます
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