九日目【捜索途中】 ページ9
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オスマンside
トン「グルッペンいたか？」
「何処にもいない、マンちゃんは？」
オス「見当たらない」
夜に部屋に行ったら
グルッペンがいなくなってた
普通、夜にいなくなるときは部屋の机に
メモを残すはずなのに…
「グルちゃん…」
トン「どっか見落としてるのかもしれへん」
オス「けど、もう街２周もしたよ！」
どうしよう
このまま…父様みたいに…
…
ひと「マンちゃん？」
ランタン持ったひとらんがいた
オス「ひとらん！！」
ひと「ちょ、どうしたの？」
ひとらんにしがみつく
ひとらんなら…ひとらんなら分かるかも
オス「金髪の赤目で、左目を髪で隠してる
俺等位の男知らへん！？」
ひと「！」
少しだけ反応した
ひと「…会いたい？」
オス「…え？」
どういう…こと？
ひとらんの所にグルッペンがいるの？
トン「お前…グルさんに何したんや」
ひと「…俺は何もしてない」
「俺はって事は…貴方以外の他の人が何か」
ひと「それで、会いたいの？会いたくないの」
地味に圧を掛けてくるひとらん
そんな選択、一つだけだ
オス「会いたい」
ひと「…分かった、此方だよ」
ひとらんは俺達を路地裏の方に案内した
グルッペンside
仲間に…？
グル「何故、私が…」
ゾム「お前だけやない、お前の兄弟もや」
理解ができない
何故、彼奴等まで仲間にしようとする
ゾム「お前、好きであの豚野郎の命令に
従ってるんやないんやろ？」
グル「！」
ゾム「その傷だって、豚野郎の鬱憤晴らしで
負った傷やろ…今までも」
なんで…そこまで知ってる…
人間観察で知ったとは思えない
ゾム「あ、人間観察ってのは嘘やから
内通者がいてな…ソイツから教えてもらった
あんま出歩きたくないから」
内通者…まさか
グル「…ショッピ君？」
ゾム「お、正解…ちなみに、ショッピ君が
レジスタンスになったのはアンタと出会った後
やから、そこんとこ心配すんな」
その心配ってのは…
ショッピ君は俺と接触するために出会いを
仕組んだって訳じゃないってことか
…少しだけ、安心した
ゾム「まぁ、そういうの含めてさ
仲間になってや…弟達を守ると思ってさ」
守ると思って…か
守れるのか？彼奴等を…
グル「守って…やれるか？」
ゾム「おう」
グル「なら、なってやる…彼奴等に何もしない
のならな…ゾム」
ゾム「ありがとな、グルッペン」
トン「グルさん！！」
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天ぷらそうめんなAlte(プロフ) - 今まで私が見てきた作品の中で最も作りこまれていて現実味も少しあって…とっても面白かったです！信仰レベルで応援します！これからも頑張ってください！！ (2020年2月26日 17時) (
レス) id: 16f5dab1d2 (このIDを非表示/違反報告)
ブンブン(プロフ) - 何故この小説をもっと早くに見ていなかったんだ (2019年9月30日 2時) (レス) id: 4a511d68cf (このIDを非表示/違反報告)
まつりちゃん - ありがとうございます！続編、、、めっちゃいい！！ (2019年7月1日 21時) (レス) id: 5e6623f9b4 (このIDを非表示/違反報告)
アイネスト(プロフ) - 伊緒さん» コメントありがとうございます、精一杯頑張らせて頂きます！！ (2019年4月1日 22時) (レス) id: 111903e163 (このIDを非表示/違反報告)
伊緒 - この作品、とても面白くて、いつも楽しく拝見しています！これからも頑張ってください！ (2019年4月1日 22時) (レス) id: a5e6d7c9ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイネスト | 作成日時：2019年3月30日 18時
