総統閣下、かくれんぼですか？

十回目 ページ12

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厨房にて

厨房に来たはいいものの…


「あああああ！！焦げた！！」

「塩掛けすぎたッスね……しょっぱ」

「これ大きすぎるんちゃう？」



…まさかにカオス


皆さんが皆さん、料理してますけど


カオスを生み出している


「Aちゃん」

「おはようございます、外交官様」


綺麗な目玉焼きとトーストが乗った

お皿を持ったまま外交官様がこちらに来た


「おはようめう！…今日休みなのに
なんでおるん？」


「特に帰る所もないので」


「あ、なるほど…」


察してくれた


「ならば、俺の作ったトーストを授けよう
このままだと皆Aちゃんに頼りそう」


「頼っても大丈夫ですよ」


「ダメめう！皆甘えちゃうしこの日の意味が
なくなっちゃう！」


「わ、分かりました…そういえば、総統閣下？」


見当たらなく、つい聞いてしまった


「グルッペンならまだ寝とるよ
なんや書類仕事に終われて夜中までやっとった
みたいやし」


それなのに花取りに行ったり

ケーキ食べてたのか…

まぁ、ちょっと仕方がないけどさ…

甘えん坊の総統閣下になっちゃったからさ


総統閣下、次からは仕事サボったら

ケーキ無しとか言わないとな


「オスマーン」

「呼ばれた、じゃあねAちゃん」

「はい」



厨房から出ても、どんちゃん騒ぎが

聞こえる


部屋で貰ったトースト食べてもう一度寝た

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