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軍警と獣人と悪魔は彼女を追う、誰が最初? ページ10

「…誰?」

「アストといいます、ここにきらくるさんは居らっしゃいますか?」


目の前の獣人はもそりと起き上がる。

ギラリとした目でアストを見る。

どうやら食事の後だったようだ。

グロテスクに血がバラ撒かれている。

アストは顔を顰めた。


「きらくる?…ああ、あの神獣か、あいつならここには居ないよ。」

「そうですか、ありがとうございます…失礼します!」

「待ちな。」


獣人がアストの肩を握る。


(痛い…)


強い痛みが襲う。


「情報料、お嬢ちゃんを食わせてくれねぇか?」

「喰種との混合…改造ですか?」

「ああ、禁止されてるがここじゃそうまでしないと生きていけない、
何しろ食うものが無くなるからな。」


アストの手に色が混ざる。

それは獣人の顔面に叩きつけられた。

その獣人はもう、動かない。


「改造禁止令、駄目ですからね…で、何の用ですか?そとはねさん。」


扉の前に立つ犬神は笑う。


「あれ、バレちゃったか。」

「犬神の気配で分かります、で、どうしました?」


そとはねは写真をアストに手渡す。

その写真には"死神"の姿が映っていた。

アストは唖然とした。

軍警でも撮れなかったのに、と驚きそとはねを見る。

得意げに笑いながら続ける。


「君はこれを追ってるんだよね?」

「…はい。」

「なら話は早い!手を引いてくれる?」


そとはねは妙な違和感のある笑みを貼り付けたまま言う。

アストを一歩引く。


「ぴゃっ!それはこっちの台詞だよ。」


そとはねとアストが見た先には木にぶら下がった女が居た。

アストはその女を知っていた。

嫌でも忘れられないと思う。


「"人間狩り悪魔のキルティア"。」


凄惨な事件現場を残す第一級殺人犯だ。

その現場を生で見たアストの脳裏にこの女がこびり付いていた。

キルティアとアストはその現場で出会し、お互い覚えていたのだ。


「ぴゃっ軍警ちゃん!久しぶり!元気にしてたかな?」

「あんたも"死神"を追ってるの?やめてほしいんだけど。」


3人の視線がぶつかる。

其れを知らない彼女は今日も甘味を頬張る。


「…うまっ。」

獣人は爪を舐める、見逃したら最初から。→←人形は目覚めた、目の前の捕食者はニタリと笑う。



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龍巳@キチガイ - 一部名前を変えている方もいらっしゃいます、コメント欄で名前を晒すのも止めて下さい。中傷、無断転載も同様です。ルールを守って下さいね。 (2016年10月7日 22時) (レス) id: 3d3a9ea8a1 (このIDを非表示/違反報告)
龍巳@キチガイ - 感想はこちらのコメント欄にてお願いします、TwitterのIDを載せたりするのは絶対にやめて下さい、評価は星とTwitterのふぁぼでお願いします。 (2016年10月7日 22時) (レス) id: 3d3a9ea8a1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:龍巳@キチガイ | 作者ホームページ:ホームページの追加は禁じます。  
作成日時:2016年10月6日 22時

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