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龍は選択を迫られる。 ページ31

「よう。」

「…龍巳、どうしたんですか?」


きーさんは以前真顔で龍巳を見ている。

その真顔を見て龍巳は笑った。


「別に、特に用は無いけど。」

「…龍巳って笑うんですね。」

「失礼だなオイ。」


龍巳が不服そうにしているときーさんが言った。


「どうするんです?これから。」

「これからって、ある程度前と同じ位になったら、って事?それとも明日から?」


龍巳がそう聞くときーさんは眉を顰めた。

そして怒っているようだ。


「以前みたいになるんですか?組織に入って人を殺して、アストから遠ざかる。」

「そうしたら恐らくあんたや世羅さんに殺されるからお断り、悪はもう居ない、
そして軍警も居ない、獣人と人間だけの世界になるんだよ。」


遠くで誰かが龍巳の名を叫んだ。

龍巳は渋々立ち上がり声の方へ向かおうとした。

急に振り返りきーさんに向けて言った。


「アストは俺が守る、遠ざからないで近くに居る、だから安心しろ。」


その言葉はきーさんが望んだものだった。

カゲロウの奥へぼやけて消える龍巳の背中から目が離せない。

太陽の光が眩しい。


「きーさん、大丈夫ですか?」


亜冴腐がそう言って水を差し出すときーさんを其れを少し飲んだ。


(皆、選択の時期だ、だから私も。)


水筒をぐっと握り締める。


「亜冴腐さん〜!っと、きーさん、どうしたんですこんな所で。」

「涼しいんですよ、ここ。」

「おおー!本当ですねー!」

「きらくるさん!?急に現れないでくださいよ!」


仲の良さそうな三人をボーッと見るきーさんは選択した。

すっと立ち上がり刹那に言った。


「蜂蜜屋、手伝わさせてくれませんか?」


其れを聞いた亜冴腐は舞い上がるように笑い、きらくるはきーさんの頭を撫でていた。

どちらとも嬉しそうだった。


「手伝うって住み込みじやないと駄目ですし、朝早いですよ?」

「望むところです。」


きーさんがニッと笑うと刹那もそれ相応の笑顔で返した。


「ようこそ、歓迎しますよ!同胞よ。」

広がる熱とどこかで聞いた声。→←其処に倒れたまま笑い合う存在を遠くから見詰める。



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龍巳@キチガイ - 一部名前を変えている方もいらっしゃいます、コメント欄で名前を晒すのも止めて下さい。中傷、無断転載も同様です。ルールを守って下さいね。 (2016年10月7日 22時) (レス) id: 3d3a9ea8a1 (このIDを非表示/違反報告)
龍巳@キチガイ - 感想はこちらのコメント欄にてお願いします、TwitterのIDを載せたりするのは絶対にやめて下さい、評価は星とTwitterのふぁぼでお願いします。 (2016年10月7日 22時) (レス) id: 3d3a9ea8a1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:龍巳@キチガイ | 作者ホームページ:ホームページの追加は禁じます。  
作成日時:2016年10月6日 22時

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