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血の大地に堕ちるものとは? ページ22

「敵軍はほぼ壊滅しました、」


世羅は微笑みながら彼女達に近付く。

威圧がかった微笑にアストと蒼空音は震えた。


「世羅さん、悪いけど邪魔をしに来たよ。」

「本当に嫌な方達だ…我々の戦争に手を出して何がしたいの?」

「さあ?それも全てボスの考えだ。」

「俺等のボスは何考えてるか分からないしな。」


ボスの意見は組織の総意、だ。

と付け加えギラリと嫌な光を帯びた鎌を世羅達に向ける。

彼らに意見は無く、ただただ組織の親玉の言う事を聞くだけだった。

総意なんてものとうの昔に廃れてしまった。

従うだけの猛者達は彼女の後ろでニタリと笑っている。


「私達は…貴方達に屈しない!」

「ねえ、そうだよね?アストさん。」


蒼空音の言葉にアストは詰まる。

彼女と目が合った。

夜の藍を集めて、黒い絵の具で塗ったような悲しい目をしていた。

怖くなった。

このまま彼女が居なくなってしまうのではないかと思った。

そう思うともうアストは蒼空音の顔も、彼女の顔も見れなくなった。

天を仰ぐと異形のものが落ちてきていた。


「何、あれ。」


其れは天になければならないもの。


「月…?」


クレーターがよく見える。

物凄い速さで落ちてきている。

風が止んだ。


「はぁ!?何で月が!?」

「これが終わりだよ、蒼空音さん。」


青く燃える空を見上げていた蒼空音は地面に座り込んだ。

世羅も驚きを隠せていない。


「おい、そこの…えーっと…」


彼女はアストを指差して名を思い出そうとする。


「アスト!アストだよ!」


名前を叫ぶアストは目の前の"死神"の名も呼んだ。


「龍巳!」

「…アスト、アスト。」


何かを思い出そうとする。

ノイズが邪魔をする奥深くの記憶に手を伸ばした。

戦争を続けて二人は影からどこかへ消える。→←血腥い戦場に一筋の狐が翔ける。



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龍巳@キチガイ - 一部名前を変えている方もいらっしゃいます、コメント欄で名前を晒すのも止めて下さい。中傷、無断転載も同様です。ルールを守って下さいね。 (2016年10月7日 22時) (レス) id: 3d3a9ea8a1 (このIDを非表示/違反報告)
龍巳@キチガイ - 感想はこちらのコメント欄にてお願いします、TwitterのIDを載せたりするのは絶対にやめて下さい、評価は星とTwitterのふぁぼでお願いします。 (2016年10月7日 22時) (レス) id: 3d3a9ea8a1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:龍巳@キチガイ | 作者ホームページ:ホームページの追加は禁じます。  
作成日時:2016年10月6日 22時

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