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影山「俺、記憶がある時には既に母さんしかいないんスっけど、記憶を消されたとか、そんなことは無いって言って取り合ってくれないんですよ。なんか、おかしくないっすか?」
及川「うっ、うん...。そうだね...。ってか、飛雄、近い...。美海ちゃんが引いてるでしょうが。」
影山「んぬん...。すっ、すみません...。」
岩泉「...美海はなんか知らねぇか?」
美海「僕ですか?ん〜、そこまで大きい国ではなかったし分かるかなって思ったんですけど、生憎僕の記憶が残ってるか残ってないか曖昧なラインなんですよね...。」
及川「そっかぁ...。そうだよね。それなのに文字は覚えてたって凄いね。」
美海「文字は今でも使うんです。小さい時から日記つけてて...。それはいつもヴェルツフィアの言葉で書くから...。」
及川「そっかー。日記つけてるの、偉いね。」
その日は結局何も分からず、一日外出禁止のまま終わった。
ヴェルツフィア...6、7年前に滅びた国。国土自体は大きくない(美海の発言より)。しかし、文明は発達しており、軍事力も凄かったことから大国と呼ばれていた(及川の発言より)。また、外国と外交をしてこなかったことでも有名ですヴェルツフィアの内情や詳しい史実等を知ることは不可能だと言われている。何故滅んだのかも不明である。
お久しぶりでした
生存しています...多分
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作者名:柊海翔 | 作成日時:2020年3月16日 19時