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それから数分後、風呂から上がってきた影山と一緒に朝ごはんを食べるために食堂に向かった。
食事を取りながら及川は美海に
「美海は料理出来るの？」
と聞いた。
美海「料理ですか？
一応、一通りは可能ですよ。」
日向「どんなのが出来るの？」
美海「日本料理だろうとフレンチだろうと中華だろうとトルコ料理だろうと...」
影山「トルコ料理？」
トルコ料理に反応した影山に及川はうんざりした顔をした。
及川「お前、まさかトルコが分からないとか言わないよね。
言わないよね(威圧)」
岩泉「及川、バカにしすぎだろ。
さすがに影山だってトルコ位は知ってるだろ...。」
岩泉はそこまでバカにするなと言わんばかりに及川を睨みつけた。
しかし、そう聞かれた影山、そして近くにいた日向は首を傾げた。
及川「マジかよww
お前ら、トルコが分かんないの？」
及川が爆笑していると、影山は
「んぬん。」
と唸り、日向は
「ピャッ」
と顔を真っ赤にして俯いた。
ひとしきり2人をからかった及川は満足したようで、
「美海ちゃんってどこの国の料理も出来るんだねー。」
と当初の会話に戻っていた。
美海「まぁ、世界各国に飛んでたのでその国の料理を習得してはきましたけど...。
でも、美味しくできるかは分かりませんけど...。」
及川「それでも凄いよ。
岩ちゃんは料理作れって言っても焦がしちゃうし、飛雄とかは分量間違うから大変なことになっちゃうし...。」
はぁ、とため息をつきながら及川が言うと、岩泉は
「悪いかよ」
と及川を睨んだ。
及川「悪いよ！！
簡単な料理ぐらいは出来ないと、この先生きていけないよ！！
高校を卒業して一人暮らしする事になった時とかどうすんのさ。」
影山「及川さん、今はスーパーやコンビニなどに惣菜という大変便利なものが...。」
及川「それじゃ栄養バランスが偏るし、自分で作れるようになってて損は無いでしょ？」
それでも納得していないらしく、影山は唇をとがらせている。
それを見て及川はまたため息をついたが、また笑顔に戻った。
及川「でも、美海ちゃんの作った料理、食べてみたいなぁ。
今日作ってよ。」
美海「えっ？作れるんですか？」
そう驚いた美海が尋ねると、及川は深く頷いた
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作者名：柊海翔 | 作成日時：2020年3月16日 19時
