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次の日...


影山が起きると、既に美海は部屋を出たようだった。


影山「おい!日向!!」


日向「んん...。

にゃんだよ、かぎゃぁまぁ...」


気持ち良さそうに寝ていた日向は影山の声に不服そうに目を覚ました。


影山「居ねぇんだよ、ボケェ!!」


日向「誰が!?」


影山「美海だよ。

そのくらい、分かれよ!!」


日向「んえぇぇぇぇ!?!?!?!?」


驚いた日向はすぐさま及川達の部屋に走っていってしまい、1人残された影山は少し遅れて日向を追った。









影山が日向に追いついたとき、日向はドンドンと及川達の部屋のドアを叩いていた。


ドアが開くと、及川が顔を覗かせる。


及川「んもう...何さ...。

眠いんだけど...。

お前ら、今何時か知ってる?」


及川はバンバン扉を叩く日向とそれを止めずに突っ立ってる影山に対して眠そうな顔で不機嫌そうにそう言った。


奥にはベッドの上で不機嫌そうに座って居る岩泉もいる。


影山「4時です。

おはようございます、及川さん、岩泉さん。」

影山がそう元気に答えると、及川は

「寝ろバカ!!」

と言って、勢いよくドアを閉めようとした。


そこに日向は体を滑り込ませ、及川が扉を閉めるのを防いだ。


日向「大王様!!!!

きっきっきっきっ、緊急事態なんでしゅ!!!」


及川「でしゅって...」


日向が噛んだことに対して、笑って次の句が紡げなくなった及川に日向は

「話聞いてください!!」

とぴょんぴょん飛び跳ねながら怒った。

及川「ごめんごめん。

...でも、ここじゃなんだから入りなよ。

ここでそんなに騒いだらほかの人たちに迷惑でしょ?」


及川は2人を中に招き入れると、日向に水を差し出した。


水を飲んだ日向は少し冷静になったようだ。


日向「あっ、あの。

部屋に美海がいませんでした!!」


すると、及川も岩泉もびっくりしたような顔をした。


しかし、2人とも、直ぐに真顔に戻った。


及川「いなくなった?






...でも、もしかしたら任務かもよ?

昨日、鬼人がこの学校に出た訳だし、ESDも現場に来たりするんじゃない?」


日向「でっでも、昨日美海、鬼人を倒し終わった後、すぐに寝ちゃったから外出ちゃいけないっていうの知らないで走りに行っちゃったかも...。

この学園、広いから迷子になっちゃうかもしれないし...。」

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作者名:柊海翔 | 作成日時:2020年3月16日 19時

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