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階段をのぼって4階に着いた及川達は409号室に向かった。
及川「さぁ、美海ちゃん。
お部屋着いたよ〜。」
及川がそう声をかけるが、美海は
「んん...」
と言ったっきり、起きる気配も見せず、すやすやと眠っていた。
及川「...と、美海ちゃんは俺と一緒に寝たいみたいだから、401号室に行こうね〜。」
岩泉「いやいや、何言ってんだクソ川。」
及川「嫌だ〜。
置いて帰りたくない！！
それに、美海ちゃんも離してくれないし、これはきっと及川さんと寝たいってことなんだよ！！」
岩泉「離さないんじゃなくて、抱き枕だと思われてんじゃねぇか？」
及川「...ありえる。」
とりあえず、及川が美海を下ろすと、美海は
「んん...。」
と言いながら、何か抱きつくものを探しているようだった。
及川「ほらっ！！
やっぱり及川さんと寝たいんだよ！！」
岩泉「...抱き枕だろ。」
やがて、ぼんやりと目を覚ました美海はぼーっとベッドに座っていた。
日向「あっ、起きちゃった。」
影山「及川さんがうるさいからじゃないスカ？」
及川「失礼な！！」
起きた美海はしばらくパチパチと瞬きをしていたが、やがて、影山に抱きつき、
「お兄ちゃん...」
と呟くと、寝てしまった。
「「「「！？」」」」
お兄ちゃんと言われた影山はピシャリと固まり、その他は驚きで開いた口が塞がらない状態だった。
及川「...美海ちゃん、お兄ちゃん居たんだね〜。」
岩泉「影山と似てるのか。
まぁ、もう離してくれなさそうだし、お前も一緒の布団で寝ればいいんじゃないか？」
その言葉に今まで死んだように固まっていた影山がハッとした様な顔をした。
影山「一緒に寝るんすか！？」
及川「岩ちゃん、何考えてんの！？
ダメに決まってるじゃん！！」
岩泉「でも、こんなスヤスヤ気持ちよさそうに寝てるのに、引き剥がすのか？」
影山「でも俺、風呂はいってねぇッス！！」
岩泉「ンなもん、明日入ればいいだろ。」
日向「明日、走った後に入ればいいだろ？」
及川「あぁ、鬼人が出たから、学園側が対処出来るまで、明日、量の外へ出るの、禁止だって〜。」
影山／日向「えっ！？」
岩泉「いいからはよ寝ろ！！」
結局、及川がワーワー喚きたてていたが、影山は美海と一緒に寝ることになった。
お久しぶりです！！
ぼちぼち更新できるように頑張ります！！
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作者名：柊海翔 | 作成日時：2020年3月16日 19時
