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王様ゲーム 2 ページ41

ルールは簡単。

割り箸を人数分用意し、あたり一つ、残りは数字のくじを作る。

当たった人は王様になり、数字で指名して命令が出来るというものだ。


『…よし、分かりました。ではさっそくやりましょう。』


Aさんの合図で、ゲームが始まる。


「「王様だーれだ!」」


「…ほぉ、最初は俺のようだ。」


最初の王様は、赤井さんだった。
え、何その笑顔。
絶対なにか企んでるよ!

安室さんも悔しいのか、歯をギリィと鳴らしているし。
何このギスギスしたゲーム!


『早く、命令して下さい!』

そしてなんで、Aはワクワクした顔してられんの!?
お前、結構鋭い方だよな!?
なんでこういう時に限って空気読めないの!?


「…それじゃ、1番と3番が抱きつく。」


割とハードなの来た!
1番は、僕だ。
3番は…どっちだ!?

『3番、私です!コナン君、宜しくお願いします。』


いつの間にかAさんが近くにいたようで、暖かさに包まれる。

なんかめっちゃいい匂いするし。
甘くて、クラクラしそう。

しかも、かなり柔らかいし
…この人結構胸があr((

「いつまで抱きついているんだぁ!!」


安室さんにベリっと引き剥がされ、あたたかさが遠のく。
ヤベェ、今完全に意識飛んでた。

「赤井だけが敵だとおもってたけど、まさか君もなんてね…」


うわ、完全に敵として認識されたよ。
めんどくせぇ。
赤井さんもニヤリと笑ってるし…コレが目的か。

『よし、次です!次行きましょう!』


そしてAさんはなんで気が付かないの!?
そんな、キラキラした目しないで!?

身近のドロドロとした関係を総スルーって
かなりの荒業だな!


「「王様だーれだ!」」

「…あ、僕ですね。」


うっわ、一番こえぇやつきたわ。
なんでそんな、真顔なんだよ。
なに考えてやがる…

「…3番が僕を口説く。」


安室さん、凄い賭けに出た。

それ、場合によって天国から地獄になるよね。


恐る恐る、番号を見ると…

「3番俺かよ!?」

「え…コナン君か…」


なんで俺ばっかり!
始めたばっかだけど、もう既にやめたい。

しかも男を口説くって…


『早く早く!』


急かさないでくれ、A。
とりあえず、安室さんの近くまで行くと耳元で、

「…俺はお前を愛してんだ、気付け、ばーろぉ…」

と囁いて来た。
どうだ、もうやけくそだ。
煮るなり焼くなり好きにしろ!!


「え、コナン君になんか負けた気分。」

「かっこいいじゃないかボウヤ」

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ネイト - リクエストで「ジンと赤井さんの取り合い話の話」って出来ますでしょうか? (2019年9月10日 7時) (レス) id: 67fc31259c (このIDを非表示/違反報告)
ネイト - 初コメント失礼します!自分こういう内容の小説ドストライクに大好きなので滅茶苦茶嬉しいです!毎日読んじゃうくらいです!私ジン推しなのでジンが出て来て凄く嬉しいです!これからもずっっと応援しています!無理しない程度に頑張ってください! (2019年9月10日 7時) (レス) id: 67fc31259c (このIDを非表示/違反報告)
飛鷹琴葉(プロフ) - 『殺戮の天使』って知ってますか? セリフが似ていた気がするので、勘違いだったらすいません! (2016年10月20日 22時) (レス) id: 2893b59b0a (このIDを非表示/違反報告)
ミズキ(プロフ) - 言い忘れてましたが、アルビノで差別を受けている人もいます、不謹慎だと思いませんかね? (2016年10月16日 13時) (レス) id: 564a3dbb91 (このIDを非表示/違反報告)
ミズキ(プロフ) - アルビノって目は赤くなるんですよ目には毛細血管いっぱいありますし、目が色素無いってのは可笑しいですよ、メラニンの生合成で色素が薄くて色素が薄すぎて毛細血管がたくさんある所では薄ピンクに見えたり赤く見えたりするんですよ (2016年10月16日 13時) (レス) id: 564a3dbb91 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:0.001 | 作成日時:2016年5月28日 21時

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