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子猫とお茶会 1 ページ36

「「こんにちはー!お姉さん!」」

『…こ、こんにちは?』

「悪ぃ、A。
俺と灰原だけ来る予定が、余計なの連れてきちまった。」

『…え、いや、コナン君がそれでいいならいいですけど。』


私がそう言うと、彼は、いいわけねぇだろ、と頭を抱えた。
隣にいる灰原さんもため息をつく。

というか、コナン君もう猫被りはやめたんですね。


「ずるいじゃないですか!コナン君!
僕達に内緒でお友達を作ってるなんて!」

「そうそう!しかもこんな綺麗な人!
秘密にしてたなんてコナン君酷い!」

「少年探偵団に、秘密はなしだもんなー!」


「お前ら、黙って聞いてりゃ都合のいい事を…」


コナン君は目を細め呆れていた。

うわぁ、この子も安室さんと一緒で面倒見が良すぎるタイプだ。

いつか胃に穴があかなければいいが。


彼には悪いが、私は、この子達が来てくれたことがちょっびっとだけ嬉しい。

子供達の明るい声で、部屋が一段と明るくなった気がした。
この明るさは、嫌いじゃない。

私に向けてくれる笑顔が裏も表も無い純粋な笑顔なのだ。
そんな子達を見ていると、自然と自分も明るくなっていく。



『今から紅茶入れますから、そちらの席でお待ち下さい。』


そう言って、恭しく子供達を誘導すると

本物のお店みたーい!
カフェみたいでカッコイイですね!

と、大盛況だった。


やはり、この年頃だと大人扱いされたいらしい。
まだまだ可愛い子達だが、1つ言わせてくれ。

うちは本物のお店です。


______
____


『紅茶出来ました。
今回は飲みやすいアップルティーです。』


砂糖はいりますか、と、カップを置きながらいうと、ワクワクした目で見つめられた。

「じゃぁ、砂糖貰おうかな〜。
後ミルクも入れたいかも。」

「僕もそうします!」


俺も俺も!と、明るい三人から急かされ、急いでミルクと砂糖を取りに行く。

因みに、中身は大人の2人は紅茶に口づけて、十分甘い…と呟いていた。
まぁ、子供用ですからね。


『はい、お砂糖とミルクです。ご自由にどうぞ。』

「わーいっ!じゃ、さっそく…」

「ま、待って!」

歩美ちゃんが砂糖に手をつけたところで、コナン君が止めに入った。

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ネイト - リクエストで「ジンと赤井さんの取り合い話の話」って出来ますでしょうか? (2019年9月10日 7時) (レス) id: 67fc31259c (このIDを非表示/違反報告)
ネイト - 初コメント失礼します!自分こういう内容の小説ドストライクに大好きなので滅茶苦茶嬉しいです!毎日読んじゃうくらいです!私ジン推しなのでジンが出て来て凄く嬉しいです!これからもずっっと応援しています!無理しない程度に頑張ってください! (2019年9月10日 7時) (レス) id: 67fc31259c (このIDを非表示/違反報告)
飛鷹琴葉(プロフ) - 『殺戮の天使』って知ってますか? セリフが似ていた気がするので、勘違いだったらすいません! (2016年10月20日 22時) (レス) id: 2893b59b0a (このIDを非表示/違反報告)
ミズキ(プロフ) - 言い忘れてましたが、アルビノで差別を受けている人もいます、不謹慎だと思いませんかね? (2016年10月16日 13時) (レス) id: 564a3dbb91 (このIDを非表示/違反報告)
ミズキ(プロフ) - アルビノって目は赤くなるんですよ目には毛細血管いっぱいありますし、目が色素無いってのは可笑しいですよ、メラニンの生合成で色素が薄くて色素が薄すぎて毛細血管がたくさんある所では薄ピンクに見えたり赤く見えたりするんですよ (2016年10月16日 13時) (レス) id: 564a3dbb91 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:0.001 | 作成日時:2016年5月28日 21時

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