素直になれば良いのに (ページ11)

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The middle point of our journey ページ11

7/28
２ヶ月分の宿題を終わらせて、東堂君とお祭りに行きました
食べ物に夢中になる東堂君はとても可愛かったです
途中、なぜか新開君と福富君とばったり会ってしまいました
結局４人で花火を見る事になりました

7/29
秦野に戻る支度の為街に出たら不良に絡まれました
だけど、その時正義の味方が私を助けてくれました
お礼の為に名前を聞くと小さな声で、『荒北ァ靖友ォ…』と教えてくれました
お礼に私の好きなべプシを渡すと、とても嬉しそうにしていました

7/31
福富君と新開君と一緒に秦野に帰りました
私が作ったお弁当を二人共美味しそうに食べてくれて嬉しかったです
電車が私達の地元に着くと、日陰で新開君の弟君(ここから先は新開君は隼人、弟君は悠人君と書きます)が汗びっしょりで待っていました
３人を私の実家に招待して、みんなでアイスクリームを食べました
楽しかったです

8/5
荒北君から呼ばれたので横浜へ行って来ました
私はエビチリ好きなんだと言うと、荒北君は嬉しそうな顔で「俺もォ」と言いました
帰りがけ大切な話しがあると言われ付いて行くと
足元にネズミ花火を投げ込まれ散々な目にあいました。
荒北君なんか大嫌いです！

8/9
荒北君と仲直りしました
もちろん、謝って来たのは荒北君からです
横浜の中華街で沢山奢ってくれました
食べ物につられた訳じゃありません
でも、荒北君とお友達になれて良かったです
彼は優しくて、暖かくて、人間味のある人だから

8／23
悠人君と隼人くんが朝からやって来ました
宿題を終わらせてないと言うので福富君と２人で協力して
教えました
どうやら二人共、数学が苦手なようです

8/24
箱学へ帰る日がとうとう来たので帰る用意をしています
短いような長いような夏も終わり、明日から私の高一の二学期が始まります
一夏の恋ってものは無かったけど【最高な夏休み】でした

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「っと。で、宿題出来たの荒北君？」

「ウッセ！黙ってろイイ子チャンは！」

荒北君はそう言うと軽く私の頭を撫でた

「夏休みの出来事を書けって、小学生みたいな宿題なんで出すんだかね？」

「知るかヨっ！」

司書の先生が睨みつける

「荒北君静かにしよ？図書室だからさ」

「あ"～も～【夏休みの宿題】なんて大っ嫌ぇだ～」

無情にも時は過ぎる

結局身の周りで宿題を出しそびれた人は居なかったけど8/25から9/1までずっと

荒北君に勉強を教え続ける事になった