笑ってよ君らしく

Ryosuke side ページ3

1ヶ月しか2人でいられない



短いな…




『好き』




本音かな？




『俺も大好きだよ』





俺はもちろん本音。





大ちゃん、口では好きって言ってくれるけど時々心配になるんだよね




伊野ちゃんという強敵がいるから





でも、大ちゃんは俺のもの






誰にも譲ったりしない






大ちゃんを笑顔にさせるのが俺の使命なんだ





「大ちゃん、眠たいの？」




こんなこと考えてる間にコクコクし始めた大ちゃん







可愛いな






有「んーん。眠くないよ？」




大きな目を手で擦りながらそう答えてる





絶対眠いでしょ笑





「あーーー俺眠たくなっちゃったからベッド行こー」




本当は眠たくないんだけどね




有「寝ちゃうの？」





「うん。寝る。大ちゃんも寝よ？明日早いし」






有「わかったー」




いつもよりゆっくりな喋り方。


なんか新鮮




「俺、歯磨いてくるから待ってて」



有「はーい」





洗面台の前に立って思った




俺なんかより伊野ちゃんの方が可愛いもんな




大ちゃんも好きになっちゃうよね





まあいいや！





俺は俺なりのやり方をしよう





歯も綺麗になったし




戻ろう





ガチャ






え…





「寝てんじゃん」






「しょーがないな」






俺はお姫様抱っこをして寝室へ直行






寝顔可愛い






俺も寝よ





もちろんおんなじベッドで





「おやすみ」





大ちゃんのほっぺに唇を落として





1日が終わった

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