EP 35 In ページ36
「……」
どうしよう、やっぱりだめだ。
大ちゃんのことが気になって、授業の内容が全然頭に入ってこない。
明日、小テストあるのに…
いや、でもさ、これは俺のせいじゃないよね?
(ねえ、今日どこ行く?)
『どうしよっか、』
(あ、そうだ!カフェ行きたい!)
『カフェ?』
(そう!ほら、この前話したとこ!)
『あー、新しく出来たって言ってたね』
(うん!そこ、行かない?)
『いいよ』
これ。これのせいだよ…
さっきから隣で繰り広げられてる会話。
こんなのずっと聞かされたら、そりゃ集中出来なくなるよね?
《ここのxとyに数字を代入して……》
……ああ、駄目だ。
教壇に立って授業をしてる先生の声は、大ちゃん達の声より全然大きいはずなのに、全く聞こえない。
「……」
……本当に行くのかな、デート
「…、」
行かないで、大ちゃん…
そう心で呟きながら、大ちゃんの方を見る。
これで目合っちゃったら相当気まずいって、分かってるはずなのに、
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IAY(プロフ) - yuriaさん» うわあ、ありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです!近々続き出そうと思っているので、ぜひ読んでください!(^^*) (2019年10月26日 16時) (レス) id: 5a1cb53f9c (このIDを非表示/違反報告)
yuria(プロフ) - この作品凄く続きが気になります!これからも頑張って下さい!応援してます! (2019年10月26日 2時) (レス) id: 30859cc1ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:麗逢 | 作成日時:2019年9月24日 19時