EP 33 In ページ34
薮「無理、って…何が？」
「全部、無理……」
つい、本音をこぼしてしまった。
2人にはまだ、俺がなんで朝泣いてたのかを話してないから、
"全部が無理"なんて、意味不明すぎるだろうけど。
八「…大ちゃん？」
本人に聞こえないように、小さな声で聞いてきた光。
薮「あー、さっきのね」
「……」
八「まだ、話せそうにない？」
「…うん、」
薮「そんなに話したくない内容なの？」
「いや、そういうわけじゃ…」
話したくない内容でもないし、話せない内容でもない。
けど、なあ……
「……くだらなすぎて、話せない」
八「？くだらなすぎて、って？」
「俺が朝泣いてた理由、とか…その他もろもろ」
薮「んー……いいよ、別に」
「え？」
薮「理由がくだらないとか、関係ない」
"ただ、大切な友達が悲しんでるのは嫌だ"
"だから、話してよ？"
そう言って、いつもみたいに笑った薮。
「なに、それっ…」
ああ、もう……またじゃん。
また、涙が出てきちゃったじゃん、薮…
「もうっ、…どうしてくれんのっ…」
泣いてるのが周りにバレないように、顔を手で覆う。
薮「あー、ごめん、ごめんって〜！、」
「う〜、…」
八「ははっ！…これ、薮のせいだな」
薮「だ、よなー…」
「っ、…」
そうだよ、薮のせいだよ、
薮「放課後、話聞くから……な？」
「……」
優しすぎるその声。
…そんな声で言われたら、頷く以外出来るわけない。
……お願い、早くこの痛みから解放して、薮……
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IAY(プロフ) - yuriaさん» うわあ、ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！近々続き出そうと思っているので、ぜひ読んでください！(^^*) (2019年10月26日 16時) (
レス) id: 5a1cb53f9c (このIDを非表示/違反報告)
yuria(プロフ) - この作品凄く続きが気になります！これからも頑張って下さい！応援してます！ (2019年10月26日 2時) (レス) id: 30859cc1ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麗逢 | 作成日時：2019年9月24日 19時
