EP 21 In ページ22
《話って…さっきしたばっかじゃん》
「うん…そうなんだけど…」
《そうなんだけど…何よ？》
「あのね…さっきさ、大ちゃんに電話してみたの」
《おー、したんだ！》
「うん、そしたらね、…」
《うん？》
「…切られたの」
《、え？》
すごく驚いてる薮。
…そりゃ、そうだよね。
大ちゃんは基本、電話は必ず出てくれる。
絶対に出れないようなことがない限りは。
だから、こんなに驚くのも無理がない。
《たまたまとかじゃなくて？》
「いや…3回4回かけ直してみたんだけど、全部切られた」
《え…なんでだろ、》
「それにさ、」
《ん？》
「しつこい、迷惑って、LINEが来たんだよ」
《え！？》
「変だな、って思ったけど…スマホ操作出来んの大ちゃんしかいないでしょ」
《まあ…そうだね》
「佐藤さんがやったとか…それは、」
《ないな。》
…早。
やっぱ、薮の中には確信的な何かがあるのかな、
俺はさ、表面だけなんだ。
佐藤さんが"性格いい"っていうの、ちょっとは分かる。
さっきだってそうやって片付けちゃったけど、やっぱりどこかで性格悪いんじゃないか、って疑ってる。
ただ、疑いきれないだけ。
怪しい、って思ってるのは多分俺だけだし。
周りがあんだけいい子って言うんだから…って、どうしても。
「ねえ、薮」
《ん？》
「薮はさ、なんでそんないい子って思えるの？」
《え？佐藤のこと？》
「うん、」
《んー…》
「2人が仲良いのだって、あっちから一方的になんでしょ？」
《いや…》
言葉を濁らせる薮。
え…なんかあるの？
《あいつ、光のこと…助けてくれたんだよ》
「…え？」
助けてくれた、って…何があったの…？
助けなきゃいけないようなことが起こってたの？
「光、なんかあったっけ？」
《今じゃないけど……中学生の時ね、》
「中学生の時？」
《うん…光さ、いじめられてたんだよ》
「え、…」
何それ…初めて知った、…
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IAY(プロフ) - yuriaさん» うわあ、ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！近々続き出そうと思っているので、ぜひ読んでください！(^^*) (2019年10月26日 16時) (
レス) id: 5a1cb53f9c (このIDを非表示/違反報告)
yuria(プロフ) - この作品凄く続きが気になります！これからも頑張って下さい！応援してます！ (2019年10月26日 2時) (レス) id: 30859cc1ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：麗逢 | 作成日時：2019年9月24日 19時
