3話-降谷side- ページ4
降「…安室怜央、東都◯◯区在住の無職、27歳か」
両親共に彼女が20歳の時、不慮の事故で死亡
そして、先日仕事を辞めた事をきっかけに日本へ帰化して来た女性
降(当時の時の様子を見るからに、本当に偶然、道に迷っている際に組織の取引を目撃してしまったようだな)
彼女…怜央は運悪く組織の取引を目撃してしまい、ジンに頭をパイプで殴られ、更に毒薬を飲まされた
その場には俺も居て、ジンに『念には念を入れて海に捨てて来ますね』と嘘をつき、病院へと怜央を運ぼうとしたのだが…
降(まさか、途中で身体が縮むなんてな…)
そう、運んでいる途中で怜央の身体は縮んでいき、現在の姿となった
本人もその際に意識を取り戻し、自分の身体が縮んだ事に混乱していた
今ではすっかり落ち着いた様だが、やはり何処かでストレスが溜めているように感じる
降(まあ…まだ出会って間もない男と暮らす事を強いられているんだから、当たり前か)
俺も気にしていない訳ではない
しかし、今の彼女はどこからどう見ても子供
そのせいか、つい子供扱いをしてしまうのだが、それが彼女にとってストレスなのかもしれない
降「……ベッドの件、考えておくか」
運が悪かったとはいえ、消えるかもしれなかった命
降(俺が守るんだ、絶対に)
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作者名:ホタル | 作成日時:2016年9月3日 0時