17話-コナンside- ページ18
俺、光彦、怜央の3人で待合室へ行くと、予想通り、人質は全員目、口、両手がテープで塞がれていて、犯人達も既に紛れ込んでいた
カウンター内も強盗犯の格好をさせられた客の5人、ジョディ先生、支店長がケースの周りに移動させられていた
怜「爆発まであと2分…それだけあれば充分だね」
コ「!」
怜「元太が台車を持って来た、早く運ぶよ」
コ「ああ」
俺、光彦、元太、怜央の4人でケースを台車に急いで乗せ、エレベーターの方へと向かう
怜「歩美!外に出ろ!」
歩「うん!」
台車をエレベーターに乗せ、急いで離れる
そして扉が閉まってすぐに爆発した
元「ふぅ〜、何とか間に合ったな」
歩「すぐに爆発しなくてラッキーだったね」
怜「いや、ラッキーじゃないよ」
コ「ああ」
人質になりすますなら、目と口を塞ぎ、両手を後ろに縛らなきゃなら無い
さっき叫んでた奴は、大声を出した後で、口を使って両手を縛り、人質の所へ行き、目と口を塞いだ後、手首で縛られた腕の中に脚を通し、両手を後ろに持って来たんだろう
コ「時間にある程度余裕がないと焦っちまうしな、3分くらい余裕があると踏んでたよ」
光「でも、どうして時限爆弾だったのでしょうか?リモコンなら、都合の良い時に爆発させれるのに」
怜「リモコンだと、両手を後ろで縛られていたら、ボタンを押した後遠くに投げられないからだよ」
光「なるほど」
コ「……」
…ずっと気になってたが、怜央の動きといい、発言といい…とても7歳の子供の様には見えない
こういう場面に遭遇した事があるのか、それとも…
怜「で、コナン。この大勢の人質の中からどうやって強盗犯を見つけるんだ?」
いや、まさかな
もし組織の人間だとしても、子供の姿じゃ何も出来ねえだろ
コ「簡単だよ、奴らの声を使ってこう言うんだ。『よぉーし、次は全員立って俺の声が聞こえる方へゆっくり来てもらおうか!良いか、ゆっくりとだぞ!前の奴に毛躓くんじゃねえぞ!』」
変声機を通してそう言うと、ゆっくりと客が俺達の所に来る
すると、その中に3人座り込んだままの大人が現れた
コ「アンタら3人だったんだね」
男3人「!?」
コ「計画に無い事を指示されて動かないのは、強盗犯本人達だけだからね。よし、まずは銀行員さんのガムテープをはがして、入口を開けてもらってくれ」
目の前の3人は両手を後ろで縛り、目と口を塞いでいて、1人は廊下で縛られていて、もう1人トイレで伸びている為もう大丈夫
その俺の考えが甘かった
男1「誰が伸びてるって?」
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作者名:ホタル | 作成日時:2016年9月3日 0時