16話 ページ17
光「爆弾って、どういうことですか!?」
怜「その爆弾入りのケースを置いたカウンター内に、強盗犯の格好にさせた5人と、支店長やジョディを寝かせ、支店長に出させたお金を置いて爆破させれば、跡に残るのは爆死したその7人の遺体と、飛び散ったお金のみ」
コ「爆発後に突入した機動隊員が、『恐らく爆弾を使い、金庫を開けようとしたが、途中で爆発し、それを運んでた強盗犯一味が、支店長やジョディ先生を巻き込んで爆死。犯行は失敗に終わったように見えるって寸法さ」
流石、高校生探偵
ここまで推理が出来、考えも合うとはね
元「てことはよぉ、強盗犯達はお金を盗る気は無かったのかよ」
怜「いや、恐らく支店長に多額のお金を一旦何処かの口座に振り込ませ、自分達の口座に転送させる気だよ」
コ「そう、日本から手を出し辛い外国の銀行にな」
光「知能犯ですね」
コ「いや、とんだ藤四郎だぜ」
怜「そうだね」
例え、この銀行から3億円が外国に送金されたとしても、500万円を超える送金目的の不明な金は、法律上の規制が掛かって、本部の外為センターでストップが掛かる
一昔前ならそんな事は無かったが、詐欺やマネーロンダリングが横行しているご時世
コ「恐らく、この銀行を襲う計画をしたのは随分昔で、面子や武器を揃えるのにかなり年月を掛けちまったって所だな」
光「じゃあ、どの道失敗する計画だったって事ですね」
元「バカだなぁ、コイツら」
コ「だが、拳銃は本物。爆弾も恐らく…」
怜「舐めてかかれば、奴等の所に乗り込んで捕まえれない」
光「乗り込むって?」
歩「どうやって?」
元「その銃で撃つのか?」
不安そうな表情で聞いてくる子供達
コ「いや、コイツは預かっておくだけ。撃たねぇよ。ま、乗り込む時は堂々と大手を振ってかな」
3人「ええ!?」
怜「コナン、残りの強盗犯は3人も居るのにどうするの?」
元「撃たれちまうよ!」
コ「大丈夫。その時が来れば、奴らに俺達の姿は見えねえよ」
ああ、なるほど
きっと人質皆に聞こえる様にある事を叫ぶはず
男3「くそーっ!!こうなったら銀行ごと、すっ飛ばしてやる!!野郎共、手伝え!」
怜「(来たな…)コナン、何をしたらいい」
コ「え…」
怜「コレが合図なんだろう?」
コ「ああ」
コナンの指示は、歩美はエレベーターの扉を開けっ放しに
元太はエレベーター前にあった台車を、人質が集められているカウンターに
コナン、光彦、私は先にそこへ行く、というもの
久々の現場…腕がなるねぇ
89人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ホタル | 作成日時:2016年9月3日 0時