14話 ページ15
コ〈あー、俺だ。そっちどうなってる?〉
《何だお前、気がついたのか》
伸びている男のポケットからケータイを取り出し、仲間と思われる電話番号に電話を掛ける
声はコナンが変声機を使っている為、気づかれることはない
怜(今思えば、阿笠博士の発明品どれも凄い物ばかりだよな。少しくらい、評価されてもおかしくないのに)
連絡をし終えてしばらく待つと、まんまと強盗犯の1人がやって来た
気がついたはずの仲間を迎えに来たのに、まだ伸びている事に驚いている
コ「きっと夢の国から電話をかけたんじゃない?」
怜「銀行強盗なんて割に合わない仕事をやるだけ損だってね」
男2「この小僧共!どこから!?」
コナンの読み通り、焦り始める男
私達はそれから逃げるように走り、男をおびき出す
角を曲がった所ですぐに壁側に寄り、床に敷いたトイレットペーパーを踏ませ、滑らせて脳震盪で気絶させる事に成功した
歩「コナン君、次はどうするの?」
コ「決まってんだろ?コイツのケータイで、また別の仲間を呼び出すんだよ。さっき俺が掛けた履歴の1つ前が、多分仲間の履歴だろうから…」
怜「違うと思うよ」
コ「え」
怜「私、ここに来る前に外でこの人を見かけたんだよ。しかも、その時物凄いデレデレした顔で電話掛けてたから、大方女に電話かけてたんじゃないか?」
コ「そんな訳あるはずねーよ」
と、忠告を無視して電話を掛けるコナン
すると、案の定相手は女だったらしく、慌てて電話を切った
怜「ほら見ろ」
コ「……;」
無言再び履歴を漁るコナン
無視とはいい度胸だな
元「おい、どうしたんだよコナン!」
歩「早く呼び出さなきゃ」
光「何か、時間がないとか言ってましたよ?」
コ「時間…」
やっと考えてるね
急ぎなよ?本当に時間がないんだから
あの爆弾が爆発するまで恐らく…あと12分って言った所かな?
89人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ホタル | 作成日時:2016年9月3日 0時