彼女は『一応』一般人 (ページ12)

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11話ページ12

降「確かにここに入って行ったんだな?」
怜「当…たり前でしょ…この…身体で…必…死で追い…かけたんだから…」(ｾﾞｪｯｾﾞｪｯ

あの後、ジョディがあの男に変装した零に気づき、追いかけて行ったけど
途中でジェームズ達に止められ、ていと銀行へと走って行った
行き場所は知ってはいても、さすがに追いかけないと零に変に怪しまれるから必死で走って追いかけたのだ

降「仕方ないな…」(ﾋｮｲｯ
怜「え」
降「どうした?」
怜「いや、何も…;」
降「そうか」

そう言ってナチュラルに私を抱き上げ、ていと銀行へと入ってく
まぁ、疲れてるから丁度いいんだけど

怜「零、彼女の姿が確認できたらお手洗いに行って良い?」
降「ああ、わかった」

入ってすぐ、ATMの列に並んでいる彼女の姿を確認すると
私はすぐに零におろしてもらい、お手洗いへ
…行く前にちょっと零に一言

怜「零」
降「なんだ?」
怜「気を付けてね」
降「わかってる」

私の言葉を、「バレないように」と捕えているのかそう答える零
だが、実際の意味は違う

怜(このあと、銀行強盗団が入ってくるから気を付けてねってことなんだけどね…)

あと怪我をしないように気を付けてほしいこともね