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side KAI
｢俺のこと足だと思ってるでしょ｣
｢いよいよご迷惑になりましたか｣
メニューを見ながら交わされた会話はカムバ目前のAと送るために酒を飲まないセフンが繰り広げたものだ
脚を組みAが座る椅子の背もたれに左腕を伸ばす奴は“何？”と背もたれに体を預け俺を見てくる
｢気心が知れてるなぁと｣
｢なんか鳥肌立ったんだけど｣
無防備な顔でワガママを言われるお前に俺の気持ちはわかるまい
優雅にも横柄にも見える奴と俺を交互に見ながら“本当に仲が良いですよね”と笑うAは昔から真っ直ぐでEXOに愛されている
激重人間を何人か生み出すぐらいにね
｢相変わらずの鬼畜スケジュールでオッパは心配だよ｣
｢なんか私も鳥肌立ちました｣
大袈裟に肩を震わせ“ドッキリですか？”と小さく辺りを見回すから笑ってしまう
Aは距離が近くなれば年上だとしても意外とこうして思ったことを口にする
まあセカイだからで片付けられるけど
｢前のめりな人達が沸いちゃう光景は今の雑音にはちょうどいいか｣
続けて“セフナ以外と会う時間は作らないんだから”と流れるように出て苦笑い
はぁ？とジーッと俺を見るセフンと俺と同じように苦笑いしているA
｢空気になれないんですよ｣
タメ息を吐くように出るお決まりの台詞に“何が悪い”とムッとしながら返すこの光景は長年続いている
周りがいつか変わるだろうと思ってきた関係は未だに変わらない
｢丸く収まってくれたら安心なんだよ｣
｢カイオッパってソフトドリンクで酔えたんですね｣
大袈裟に肩を竦めたセフンは視線で俺を制し“可愛いお顔が台無しじゃん”と触感の良い頬にご機嫌を取るように触れる
それを鬱陶しそうに払い除けたAは“連絡先も知らないのに何で”と至極疲れた顔でセフンを一瞥した
｢タイプじゃないもん｣
悪びれもなく言い放ったセフナは全てを知っているという顔で“威圧感のある奴は論外”と続けAをあやすように抱き寄せた
｢チャニョルヒョンはタイプじゃなくてミンソギヒョンやスホヒョンでもなくベッキョニヒョン｣
ケラケラ笑うセフンに寄り掛かる疲れきった彼女の“筋肉には守られる安心感など無い”という個人的理論を聞いたのは大分昔だ
｢身も心も委ねられたいならこうでなきゃ｣
尊大な態度でセフンが誰かに向けた言葉
口や態度の割にAに触れる手つきが眼差しが驚くほど優しいのは彼女の内に秘めた思いを聞く前からだ
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nami(プロフ) - しゃんさん» コメントありがとうございます！読み返していただいているとは本当に嬉しい限りです🥺お時間空いてしまっていますが、今後もよろしくお願い致します🙇♀️ (2022年9月19日 19時) (
レス) @page21 id: 4fed6f484c (このIDを非表示/違反報告)
しゃん(プロフ) - 作者様の文章がすごく好きで何回も読み返してます！更新楽しみにしています！暑いのでご自愛ください。 (2022年8月15日 13時) (レス) id: d15e7b2e94 (このIDを非表示/違反報告)
nami(プロフ) - ららさん» コメントありがとうございます！更新遅くて申し訳ありません💦更新ゆっくりですが待っていただけたら嬉しいです🥺 (2022年7月9日 22時) (レス) @page14 id: 4fed6f484c (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - お久しぶりですー！😭お話の更新本当に嬉しいです！ (2022年6月4日 23時) (レス) id: 9f155f9207 (このIDを非表示/違反報告)
nami(プロフ) - めろさん» お久しぶりです😭本当にいつも嬉しいお言葉をいただけて幸せです！こんなに拙い話を楽しみにして下さって感謝しかありません…😇これからも是非よろしくお願い致します🙇♀️ (2022年2月6日 16時) (レス) id: 4fed6f484c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nami | 作成日時：2021年11月14日 0時
