実際に瞬間移動しようとしたら本当にぺしゃんこになるよ(汗) ページ1
「____っは……！戻ってこれた……！」
ゴア王国へ一瞬で飛んで帰った時のように、
今回もお守りの力を使い、これまた一瞬で海軍
本部まで飛ぶことができた。
隣に立っているチェンが青い顔をして言う。
「…Aさま………気持ち悪いでふ………う"っ」
「あっあー！洗面器持ってくるから！！」
慌てて風呂場まで行き、脱衣かごの下の洗面器
を取り出す。
私も最初はこんなだったなあ。と思い出しなが
ら、なんとかチェンに洗面器を渡した。
「____うあ"あ"………」
「ご、ごめん。妖力で移動したら体に負担かか
るんだった。先に言うべきだったね………」
この、お守りを通して行う瞬間移動。私は妖力
移動と呼んでいる。
あの無人島にいた頃、島の端から端まで走って
いくのが面倒だったため考案したものだ。
普通の人間だったら、力に耐えきれずぺしゃん
こになってしまうのだが、あいにく私は人間と
は言えなかったので大丈夫だった。
ただし、初めて使ったときは吐き気がもう、
すごくてすごくて。
今ではそんなことなくなったけど、それでも、
そこそこに疲れる。
ふと、時計に目を向ける。
現在、時刻は午前六時。今から寝ても、確実に
遅刻だろうな………書類やるか。
「チェン、落ち着いた？あんまり気分悪かった
ら、そこのベッドで寝ててもいいよ。」
私がいつも寝ているどデカいベッドを指さす。
初日に大成功したこともあって、センゴクさん
から少将クラスの部屋を貰うことができた。
正直、もっと小さいベッドが良かったけど………
「……そ、そうさせていただきますぅ……」
少しは調子が戻ったみたいだけど、まだ完全に
は動けないみたいだ
いそいそと布団にくるまり、数秒ほどすると、
スースーと寝息が聞こえてきた。
「………かわ……」
妖怪といっても、寝ている様子はただの可愛い
女の子だ。普段から可愛い気もするけど。
………そういえば、チェンって歳、いくつなの
かな？
コソッ
「ハローAちゃーん♪」
「ひゅい！？」
反射的に、後ろにボールペンを投げつける。
「ドスッ」と鈍い音を響かせ、壁に突き刺さっ
た。
「うわあ……あぶねー」
「神様………なにしてんの？」
声の主は、神様だった。
コソッ
「いやー、チェンの歳のこと。気になってた
じゃん？
教えてあげよーかなーと思ってさ！」
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セルリーゼさん(プロフ) - どうやってもパスワードが認識できなくなったため、これからはこのアカウントで投稿したいと思います。ご迷惑をお掛けしてすみせん。 (2020年5月27日 6時) (
レス) id: eb9448107f (このIDを非表示/違反報告)
シヲリ(プロフ) - ミリアさん» コメントありがとうございます！これから物語を進めていく内の視野に入れておこうと思います！これからもご愛読お願いしますね！ (2019年11月25日 22時) (レス) id: eb9448107f (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - 凄く続きが楽しみで面白かったです。リクエストで赤髪との再会とマルコとローとの絡みとサッチとエースの救済をお願いします。あとオチが決まってないならローかエースをお願いします。今後も無理せず自分のペースで更新頑張って下さい。 (2019年11月24日 10時) (レス) id: 8276d311bf (このIDを非表示/違反報告)
シヲリ(プロフ) - 灰斗くんさん» ありがとうございます！返信遅くなって申し訳ありませんでした……これからもよろしくお願いします！！ (2019年9月23日 18時) (レス) id: eb9448107f (このIDを非表示/違反報告)
灰斗くん - めちゃくちゃ面白いです！これからも頑張ってください！ (2019年9月21日 21時) (レス) id: 70c0107070 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：シヲリ | 作成日時：2019年6月16日 11時
