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表情は少し疲れてる。
疲労というか、寝不足やろうな。
『体調、大丈夫ですか？』
｢え？｣
『分かりますよ。あんま睡眠とれてないんじゃないですか？？』
｢言うてもちょっとやで。｣
少しの沈黙。
｢A、こないだはほんまにごめん。
埋め合わせさせてほしい。｣
『全然大丈夫ですよ。
お忙しいんですよね。仕方ないです。
水田さんにとってお仕事が大切なのは十分知ってます。私を誰やと思ってるんですか？？』
惨めな自分でないように。言い聞かせるように。嘘を吐き、明るく振る舞う。舞台上でお客さんに芸人の疲労は見せないように。
水田さんが誰に会いに行ったのか、知ってるくせに。仕事のせいですよねなんて。
自分を守るために偽っても自分は惨めなまま。
｢嘘つけ｣
『なにがですか？』
｢Aこそなんも分かってない。
俺を誰やと思ってんの。｣
｢俺がAとおる時間が好きなようにお前も俺とおるん好きって言うてくれた、
やからこないだAを俺はめっちゃ傷つけたことくらい分かってる。
…Aは他の人には嫌って思ったこととか言わんけど俺の前では正直でいてくれたやん。
やのに、なんで今は隠すん。
平気なフリして仕方ないとか思ってないやろ、
前のAなら怒ってたやん、｣
水田さんの言葉は恐ろしいくらいに響いた。
相手も、言葉の意味も重みも今まで散々感じてきたもので避けることは出来なかった。
でももしこのまま水田さんに思ったこととか、麗華さんのこととか、いろいろぶつけても何も変わらへん。
私は川西さんの彼女なんやから。
『水田さんは、、、
私のなんなんですか。
私は水田さんのなんなんですか。
私たちって結局、何に当たるんですか。』
｢…A｣
こんなん、私が1番言ったらあかんことくらい分かってた。
返事を待たず告白して逃げて、戻ってきたと思えば先輩後輩っていう楽で、でも中途半端な関係築いて。
今度はその相方さんの優しさに甘えて恋をして。
みっともない。
｢おーい水田〜？？今ええ？？｣
遠くから声がする。
『秋山さん。お疲れ様です。』
｢A！あ、なんか話してた？｣
『大丈夫です。…じゃあ私はこの辺で。』
水田さんの目も見れずに楽屋に戻った。
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み - 受験頑張ってください！応援してますヽ(^ω^)ﾉ (2019年11月12日 18時) (
レス) id: aab04fdd83 (このIDを非表示/違反報告)
あやたか - ｢恋と今｣から来ました！とても面白いです！これからも頑張ってください！応援しております！ (2019年4月10日 18時) (レス) id: b41f399045 (このIDを非表示/違反報告)
あやかちん(プロフ) - 楽しく見させてもらいました！これからも頑張ってください！ (2019年4月10日 17時) (レス) id: 34fff6315e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：葉乃 | 作成日時：2019年3月11日 14時
