100話―【子パンダ。】 ページ16
AShift
パンダのぬいぐるみを抱えながら未だニコニコしている涼太。まぁ、嬉しくなる気持ち分からなくもないけど。
『良かったわね。』
そんなにパンダ好きだったんだ、と涼太を見つめる。
黄瀬「はい、Aっち。」
『え?』
どうぞ、と爽やかスマイルの涼太。
『え、でも。アンタが折角取ったのにアタシが貰ったら意味無いでしょ。』
黄瀬「んーん!俺はAっちにあげたい気分なの。」
『あげたい気分って……。それに、アタシは何処ぞの可愛い女子高生じゃないのよ。可愛いぬいぐるみはアタシに似合わないし。
第一、そういうのは好きな子に渡すのが良いんじゃない?アンタ顔も良いんだから絶対効果的なのに。』
黄瀬「だから渡そうとしてるんじゃないッスか。」
『…………………………は?』
目を細めてふわっと微笑んだ涼太。
………コイツ、真面目にどうした。好きな子に、って言ったけどどういう意味だと思ってんのかしら。なんかアタシと思考がズレてない?
『アンタ、多分アタシと思考ズレてる。』
涼太の好きは多分だけど友達として、チームメイトとして、って意味だと思うのよね。意外とそういう事鈍いのかしら。
『分かってるとは思うけど、一応言っておくわよ。アタシ、こう見えて男だからね?』
そう言うと、“んなこと分かってるッスよ!!”と突っ込まれた。
黄瀬「んもー!なんで分かんないかな……俺はAっちにモテればそれで良いんスよ!」
『良くないでしょ。え、待って。まさかアンタ女子だったの?だからアタシのこと…?』
黄瀬「いや、俺も男だし。というか、別に好きなことに性別関係無いじゃないッスか!」
『!?アンタがそんな良い事言う日が来るとは…。』
まぁ確かに、恋愛に性別は関係無いとか言われてますけど。
黄瀬「どこまで鈍感なんスかアンタは!
だぁーっ!!もう!1回しか言わないんでちゃんと聞いててよ!?
俺は!Aっちが!好き!なんスよ!
良い加減気付け馬鹿!!」
ぷくっと頬を膨らませて睨んできた。なんでアタシ怒られてんの。それに、馬鹿って、涼太が言えることじゃ無いし。
『・・・・・・・。』
黄瀬「ったくもぉ……。全部言わせんなよ……。」
――そして現在――
『ってことで、しょうがなく貰ったって訳。』
火神「なんか…聞いてて黄瀬が可哀想になってきたわ。」
『なんでよ。』
黒子「罪な男ですね((
火神「……だな。」
三井葵様リクエスト有り難う御座いました🍀
161人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しゅる(プロフ) - し、白崎くんが事故!?!?運転手出てこいよ!!ぶん殴ってやr((うぇぇん😭😭清白の絡み見れないよぉ😭😭早く良くなってねぇ🥲︎ (4月21日 23時) (レス) id: 9269892d89 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ(プロフ) - 三井葵さん» そうなんですよ!黒バスもアプリ出てますよね (2月23日 22時) (レス) id: 0c756bceb6 (このIDを非表示/違反報告)
三井葵(プロフ) - くろってあったのでてっきり黒バス関連だと思ってしまいましたΣ(´∀`;)でも黒バスも今アプリゲームありますよね? (2月23日 20時) (レス) id: b90638a2fa (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ(プロフ) - 三井葵さん» 黒バスとは関係無いですね。あと、基本無料です。 (2月23日 18時) (レス) id: 0c756bceb6 (このIDを非表示/違反報告)
三井葵(プロフ) - そのアプリって無料ですか?もしかして黒バスと関係ありますか? (2月23日 16時) (レス) id: b90638a2fa (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:日菜 | 作成日時:2024年1月7日 15時