98話―熱量。 ページ14
黒子Shift
火神「つか近いわ!!」
『痛ッ!!』
ベシッとA君の頭にチョップを食らわした火神君。その衝撃でA君は我に返ったっぽい。
黒子「A君に推しの話深堀りしちゃ駄目ですよ。ブレーキかからなくなるんですから。」
火神「それを先に言え!」
『だって、大我が聞いてきたんだもん!』
火神「それはお前が言いたげな顔で俺の顔ばっか見てっからだろ!マジでグイグイ来すぎだし!!」
黒子「だから言ったじゃないですか。推しのことになると相手が誰でも距離感バグるって。話するのに必死なんで。」
『って、それより。さっきの衝撃でアタシの頭割れそうなんだけど。力み過ぎ。この馬鹿力。』
火神「お前が聞く耳持たないからだよ!」
急に冷静になり、いつものように火神君を睨んだ。
――数分後――
火神「お前推しとかそういうのいたんだな。なんつーか、意外。」
『意外って。さり気なくいつもアピールしてたんだけどね。』
ふーん、と適当に返しA君の部屋をグルっと見回した火神君。A君の家に来るのは火神君は初めてか…、と思い出す。
火神「…………フツーだな。」
『普通で悪かったわね。
それにゴチャゴチャしてても仕方無いでしょ。落ち着かないんだから。』
黒子「でも、なんとなくA君らしさ出てますよね。」
『なにそれ。』
黒子「爽やかというか……なんか居心地良いです。」
火神「その“なんか”ってなんなんだよ。」
黒子「僕は好きですよ。」
火神「人の話聞けやコラ!!」
『あーもう。人の家でキャンキャン喚かないで頂戴。アンタの場合キャンキャンじゃないか。』
黒子「ギャンギャンですよ。」
『確かに。』
なんなんだよコイツ等、と呆れ口調でボソッと呟く火神君を横目に、A君と会話を続ける。すると、また部屋をグルグル見回していた火神君が何かを見つめた。
火神「お前のキャラが分からん。」
『次は何なんだよ。』
火神「あのいかにも女子が好きそうなぬいぐるみもお前の趣味か何かか?」
『聞こえが悪い。しかも目の付け所そこかよ。
………それに、あれはアタシの趣味とかじゃないわよ。』
火神君が指さした先には可愛らしい小さめのパンダのぬいぐるみが置かれていた。まぁA君なら持っていても違和感は無いけど、あれは確か……。
『スゥ−……………………………………………………涼太がくれたの。』
火神「なんつー顔して言ってんだ。」
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しゅる(プロフ) - し、白崎くんが事故!?!?運転手出てこいよ!!ぶん殴ってやr((うぇぇん😭😭清白の絡み見れないよぉ😭😭早く良くなってねぇ🥲︎ (4月21日 23時) (レス) id: 9269892d89 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ(プロフ) - 三井葵さん» そうなんですよ!黒バスもアプリ出てますよね (2月23日 22時) (レス) id: 0c756bceb6 (このIDを非表示/違反報告)
三井葵(プロフ) - くろってあったのでてっきり黒バス関連だと思ってしまいましたΣ(´∀`;)でも黒バスも今アプリゲームありますよね? (2月23日 20時) (レス) id: b90638a2fa (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ(プロフ) - 三井葵さん» 黒バスとは関係無いですね。あと、基本無料です。 (2月23日 18時) (レス) id: 0c756bceb6 (このIDを非表示/違反報告)
三井葵(プロフ) - そのアプリって無料ですか?もしかして黒バスと関係ありますか? (2月23日 16時) (レス) id: b90638a2fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:日菜 | 作成日時:2024年1月7日 15時