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70話―流れ。 ページ29

AShift


流れをどうやって持って行こうかと、試合に目を向けるリコちゃん。確かに、そう簡単には流れを作ることは出来無さそう。

清水「?流れ?」

『?あぁ、そうね、爽汰ちゃん知らないか。
バスケはね、40分の試合の中で、3回流れが変わるポイントがあるの。

でも、逆に言えば、流れを持って行かれるとなかなか戻せない。流れによって、観客席からの歓声も変わってくるから。コッチを応援してくれている時なら良いけど、相手を応援している歓声が多かったらやり辛いでしょう?

兎に角、どっちがこの均衡を打ち破って流れを持っていくのか、が鍵ね。』

話し終えた途端、観客席から歓声が上がった。まさか、と思うけど……。



視線を向けた先には、綺麗にシュートを打つ真ちゃんの姿が。咄嗟に大我がディフェンスに回るけど、無理ね。あの真ちゃんのフォームは絶対崩せない。調子が良いのね。

そしてあっさり3点取られてしまった。

『焦りすぎでしょ。』








黒子「火神君。走っててください。」

火神「!おう。」

焦り出す中、何かを大我に伝えたテツヤ。これは秘策有り、かしら。

相田「あっ!」

誠凛ボールになった瞬間、テツヤの投げたボールがコートの端まで突っ切った。周りより早めに走っていた大我の元へ一気にボールが進んだ。そのまま受け取り、シュートを決めた。

思わず声が漏れた。

それに気付いたのか、チラッとこっちを見てドヤ顔をしてきた大我とテツヤ。ちょっと腹立つけど、正直今のはアタシも驚いた。




緑間「黒子・・・。」

黒子「すみません。そう簡単に第1Qを取られると困ります。」

真ちゃんの3Pシュートをあっさり1点差に縮めた2人のコンビプレー。でも、まだこの一発で流れは変わっていない。

黒子「勝負は、」

火神「これからだろ!」








再びパスが真ちゃんに回った。けど、テツヤの動きを見て、自分では打たずにパスを出した。

小金井「おぉっ!緑間がパスした!」

相田「よし!ナイス黒子君!」

『…………嫌な予感。』

真ちゃんのシュートを封じたのは凄い。けど、そうなることも想定内でしょう。普通なら、テツヤを見失うけど……
もし、ミスディレクション(ソレ)が効かない選手がいたとしたら――。








モヤモヤしていると、案の定秀徳が何か指示を出した。

『テツヤのマークが変わった…?』







高尾「真ちゃん風に言うなら、“運命なのだよ”。ぶっちゃけ、何て言うの?






――同族嫌悪?」

71話―同族嫌悪。→←69話―弱。



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ヒナ(プロフ) - しゅるさん» コメントへの返信が速すぎて作者驚いてます……そして何度もレスすんません!毎度あざっす! (1月7日 15時) (レス) id: 0c756bceb6 (このIDを非表示/違反報告)
しゅる(プロフ) - ヒナさん» あっ…最高主ここに現る…!!!! (1月7日 15時) (レス) id: 9269892d89 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ(プロフ) - しゅるさん» 毎度コメント有り難うございます🍀これからも荒ぶって行きます(( (1月7日 15時) (レス) id: 0c756bceb6 (このIDを非表示/違反報告)
しゅる(プロフ) - 荒ぶり白崎くん最高美味しい(( (1月7日 13時) (レス) @page50 id: 9269892d89 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ(プロフ) - 三井葵さん» コメント有り難うございます🍀テツ君のキャラが定着してないので作者も怖ってなってます!是非これからも読んで頂けると幸いです✨ (12月1日 17時) (レス) id: 0c756bceb6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:日菜 | 作成日時:2023年11月5日 12時

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