69話―弱。 ページ28
AShift
いよいよ始まった秀徳戦。
アタシは中盤辺りからしか出してもらえないらしい。いつも思うんだけど、何でアタシって序盤に出してくれないのかしら。早く試合出たいんだけどな。
緑間「まさか、本当に勝ち上がってくるとは思わなかったのだよ。まぁ、Aがいる時点で負けることは無かっただろうが。」
黒子「誠凛は決して弱くはありません。負けません!絶対。」
『おっ、宣戦布告かよ。度胸あんね。』
相田「早速素が出てるわよA君。」
『!?やだ、恥ずかしい。』
相田「というか、宣戦布告なら君が1番最初にしてくれてたじゃない。」
『?あぁ、アレは別に宣戦布告とかじゃ無いんだけどね。本音だし。負ける気がしないから言っただけ。』
高尾「あれ、火神に話しかけないんだ。」
緑間「情けない試合をするやつに必要無い。」
火神「フラストレーション溜まりまくりだよ。だから早くやろうぜ。全部闘争心に変えてテメェを倒すためにためてたんだ。もう、これ以上抑えらんねぇよ。」
緑間「それよりAは出ないのか。」
火神「俺の話聞け!キセキの世代は人の話を聞くってこと知らねーのかよ!」
緑間「阿呆の話など聞く必要が無いのだよ。」
火神「ったく……どいつもこいつもA、Aって。お前等Aのこと大好きかよ!心配しなくても中盤辺りから出るってよ!」
『・・・・。』
何を言い争ってるのか良くわかんないけど、とりあえず大人しくしろよ大我、とつくづく思う。真ちゃんに余計な事言って火着けないでいてくれると有り難いんだけど。プレーも性格も、なんだかんだ面倒臭いのよね、真ちゃんって。
相田「格下としてはまず先制点。第1Qを上手く取れると最高ね。」
試合開始と同時にテツヤのパスが回った。早速、大我がアリウープでリング下まで持ち込む。
火神「ちっ!」
緑間「そう簡単に点を取れると思うなよ。」
けど、上手いこと真ちゃんに止められた。流石真ちゃん。反応が速い。それにディフェンス力もかなりある。
そのこぼれ球を今度は秀徳がキャッチ。勢いよく攻めてきた。でも、コッチも負けてない。秀徳がシュートを打つ直前、順平ちゃんがすかさずディフェンスに回った。
早速、両者一歩も譲らない息の詰まる展開に。
小金井「ひぇ……流石秀徳。」
降旗「全く得点が入らない…。」
相田「緑間君……いや、秀徳全体のバランスが凄く良い。どうやって流れを持って行けるか、ね。」
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ヒナ(プロフ) - しゅるさん» コメントへの返信が速すぎて作者驚いてます……そして何度もレスすんません!毎度あざっす! (1月7日 15時) (レス) id: 0c756bceb6 (このIDを非表示/違反報告)
しゅる(プロフ) - ヒナさん» あっ…最高主ここに現る…!!!! (1月7日 15時) (レス) id: 9269892d89 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ(プロフ) - しゅるさん» 毎度コメント有り難うございます🍀これからも荒ぶって行きます(( (1月7日 15時) (レス) id: 0c756bceb6 (このIDを非表示/違反報告)
しゅる(プロフ) - 荒ぶり白崎くん最高美味しい(( (1月7日 13時) (レス) @page50 id: 9269892d89 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ(プロフ) - 三井葵さん» コメント有り難うございます🍀テツ君のキャラが定着してないので作者も怖ってなってます!是非これからも読んで頂けると幸いです✨ (12月1日 17時) (レス) id: 0c756bceb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:日菜 | 作成日時:2023年11月5日 12時