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56話―苦。 ページ14

黄瀬Shift


黄瀬「なんつーか……一方的ッスね。」

笠松「……あぁ。」

先輩と誠凛の試合を観戦中。
いつも通り火神っちと黒子っちのコンビ炸裂かと思ってたんだけど、どうも上手くいっていない。気が付けば既に12点差をつけられていた。



黄瀬「まずいッスよ、誠凛。」



正邦の強みはディフェンス力。火神っちは、どこまでも追いかけて来るディフェンスの餌食になってしまったっぽい。
火神っちだけじゃない。他の選手も上手く動けずにいる。黒子っちのパスも、正邦のディフェンスのせいで通用しない、というか発動すら出来ていない。
それに、正邦には攻撃力もある。ディフェンス程では無いけど、強豪校なだけあって、バンバン点を取っていく。

笠松「……こりゃ、ちと誠凛危ないな。」

黄瀬「……Aっちを出さなくて良いんスか誠凛。」





―試合―


伊月Shift


伊月「火神!持ち過ぎだ!」

火神「!ちっ…。」

津川に捕まって中々思うように動けてない火神。既にファウルを1つ食らっている。なんとか火神に突っ切ってもらいたかったが流石に無理か。

伊月「っ!!」

火神のパスを受け取りシュートを打つも、岩村がカット。やっぱりディフェンス凄いな、正邦。

日向「ちっ、腹立つ位良いディフェンスだな…。」

今のは完全に俺がフリーだったのに、突然現れる正邦のディフェンス。入れれたはずのシュートすら簡単にカットされてしまう。おまけに火口を切る役の筈の火神が動きを封じられてる。




火神「ーっ!!思うように動けねぇ…!!」


ピーッ。


火神「!?なっ、」

伊月「嘘だろ…!」

津川の発言に一々カッカして、チャージングを取られてしまった。これで2つ目のファウル。

日向「何やってんだ火神!落ち着け!」

火神「っ!すんません!」

相田「嘘でしょ……あの火神君を止めれるのなんてキセキの世代だけだと思ってたのに…。」

伊月「黒子のパスが通ってさえくれれば…。」

2つ目のファウルで焦り始める火神。
まずい。
焦ると余計やらかすじゃないか。
とは言え、この状況に逆に落ち着けと言われても無理な話ではある。なんとか切り替えないと…。




―観客席―


笠松「スロースターターだな、誠凛は。ただ、今回は火口を切る役の筈の火神が完全に動きを封じられている。」

黄瀬「あーもう!何やってんスか火神っち!このまま第1Q終わっちゃうッスよ!」






笠松「……だからといって焦れば良いもんでもねーよ。」

57話―古武術。→←55話―点差。



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ヒナ(プロフ) - しゅるさん» コメントへの返信が速すぎて作者驚いてます……そして何度もレスすんません!毎度あざっす! (1月7日 15時) (レス) id: 0c756bceb6 (このIDを非表示/違反報告)
しゅる(プロフ) - ヒナさん» あっ…最高主ここに現る…!!!! (1月7日 15時) (レス) id: 9269892d89 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ(プロフ) - しゅるさん» 毎度コメント有り難うございます🍀これからも荒ぶって行きます(( (1月7日 15時) (レス) id: 0c756bceb6 (このIDを非表示/違反報告)
しゅる(プロフ) - 荒ぶり白崎くん最高美味しい(( (1月7日 13時) (レス) @page50 id: 9269892d89 (このIDを非表示/違反報告)
ヒナ(プロフ) - 三井葵さん» コメント有り難うございます🍀テツ君のキャラが定着してないので作者も怖ってなってます!是非これからも読んで頂けると幸いです✨ (12月1日 17時) (レス) id: 0c756bceb6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:日菜 | 作成日時:2023年11月5日 12時

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