🌹―真紅の暴君。 ページ18
NOShift
――ハーツラビュル寮―パーティー会場――
ﾓﾌﾞ「我らがリーダー！赤き支配者！リドル寮長のおなーりー！」
「「「リドル寮長、バンザーイ！」」」
ﾘﾄﾞﾙ「うん。庭の薔薇は赤く、テーブルクロスは白。完璧な“なんでもない日”だね。
ティーポットの中に眠りネズミは……って。いや、いなくてもいいか。」
ﾄﾚｲ「そんなに急に変えなくたっていいさ。
ジャムはネズミの鼻に塗らなくたってスコーンに塗ればいい。
絶対ないとダメ、じゃなくてあったっていい、にしていけばいいだけだろ？」
ﾘﾄﾞﾙ「うん、そうだね。」
ｴｰｽ「はーぁ。結局庭の片付けとか今回の準備とか全部俺等がやらされたんだけど？」
ﾃﾞｭｰｽ「まぁまぁ。寮長の体調も何事なく回復したわけだし。」
ｹｲﾄ「お庭にフォトジェニックな飾りつけも出来た俺的には大満足♪……って言いたい所だけど。」
ｴｰｽ「そういやA先輩は？」
『お待たせ致しました。』
ｴｰｽ「A先輩！って、えぇ？！」
ｹｲﾄ「もー！Aちゃん遅いよー！ほらほら、こっち来て！」
ケイトに押され、パーティー会場に顔をだしたA。
『えっと……何故寮長よりも目立ってるのかは不思議でしょうがないんですが…。』
ｹｲﾄ「うんうん！今日のAちゃんもイケイケでカワイーね！俺ちょー大満足♪」
ケイトに写真を撮られまくるA。
『あはは……。』
寮服を少しアレンジした服を来て(半ば強制的に)、バチバチにメイクをされ、編み込み風にアレンジされている髪。誰もが見惚れてしまう様な姿だった。
『…あっ。』
そうだ、と言いひらっとマジカルペンを一振り。
すると、テーブルの上にはケーキなどのスイーツが。
「「「！！！！」」」
『僕も少なからず皆さんには迷惑をおかけしたと思うので。そのお礼です。』
ｴｰｽ「えぇ？！これ全部A先輩の手作り？！」
『ふふっ。あともう一品。……リドル。』
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作者名：日菜 | 作成日時：2022年9月12日 13時
