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🍀仕事4個目。 ページ6

しばらくして、真新しいジャージを片手に、国見君が戻ってきた。

及川さんをジトッと睨みつける。


国見「はい、ジャージ。」

『あ、有り難う。あとこれ。上着も有り難うね。』

国見「あ…、うん。」


どういたしまして、と何処か不満そうな国見君に首を傾げる。

何か気に食わなかったのだろうか。

まぁ良いや。

とりあえず、貰ったジャージを制服の上から着てみる。

新品の匂いがツンと鼻についた。

爽やかな水色っぽい色?がアクセントになっている、白を基調としたジャージ。

少しサイズが大きいけど。


及川「おぉ、似合ってるじゃん!一気にバレー部って感じ!」


似合ってる、と親指を立ててニコニコしている及川さん。

そんなに他人にニコニコしている理由が分からない。

何がそんなに嬉しいんだか。

それとも面白いのか。

良くわからないけど、有り難うございます、と伝えた。

国見君も部活用の服に着替えるため、もう一度更衣室に戻ることに。

往復させんなよ、と及川さんへ向けて小さく呟いていた。







そして、国見君と入れ替わりで着替え終わったバレー部の人達がぞろぞろと出てきた。


花巻「おっ、もしかして今村Aちゃん?」

松川「想像してた斜め上ぐらい女子じゃん。」

『!?』


ひょいっと私の顔を覗き込んできたこの2人。

雰囲気的に3年生だろうか。

淡い桃色の短髪さんと、眉毛が印象的な黒髪さん。

じっと見ていると、ニコッと微笑まれた。




及川「今日からマネージャーしてくれるAちゃん!」

花巻「へー。本当に来てくれたんだな。」

松川「及川のことだから、絶対失敗すると思ってた。」

及川「ちょっと!?」

花巻「あ、自己紹介してないな。俺が花巻貴大、3年。で、こっちが、」

松川「同じく3年、松川一静。よろしく。」

『今村Aです。』


よろしくお願いします、と先輩達と挨拶を交わす。

及川さんを見た後だからなのか、凄く落ち着いている人達だな、と感じた。


岩泉「ん?何してんだお前等。」


ひょこっと及川さんの後ろから顔を出したこの人は誰だ。

かなりゴツい感じの人だ。


及川「マネージャーのAちゃん!凄くない!?勧誘成功したんだよ!」

岩泉「無理矢理連れてきただけだろーが。ウチの阿呆がすまんな。俺は3年、岩泉一。」

『あっ、今村Aです。よろしくお願いします。』

岩泉「おう。」




男らしい、格好良い?笑顔を見せた。

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作者名:日菜 | 作成日時:2023年10月30日 1時

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