夢の中で (ページ4)

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次の日、大学が休みだったからご夫婦に近所を観光しないか誘ってみた

2人はまた明るく笑って誘いに乗ってくれた

『ここが商店街です！この地域では1番大きいんですよ』

『たしかに大きいな』

『どこかコンビニはないかしら』

奥さんの方はコンビニにハマってしまったらしく、さっきからコンビニを探してキョロキョロしている笑

『少し休憩されます？大分歩きましたよね』

『そうだね、気がきくねありがとう』

近くのファミレスに入って3人で足を休めた

そうするとまた話に花が咲く

『それで、Aさんはどうして韓国語を？」

奥さんがお茶を置いてきいてきた

『私K-POPが好きで。恥ずかしいんですけどいつか通訳になってスターに会えるように』

言ってしまってから恥ずかしくなって少し笑う私

『そうなんだね、そしたらいつか私たちの長男にも会わせてやりたいものだな』

『どういうことですか？』

『今言ってしまったらつまらないでしょう？今度必ずまたここへ連れてくるから、待っていてね？』

こんなに素敵な街にあの子は来たのかしら、なんて奥さんは呟いた

息子さん、どんな人なんだろう