15 ページ15
『あ、起きた』
目を開けた瞬間誰かの声
『へっ?!』
急いで机から顔を上げる
と、
『ディノちゃん?!?!』
私の顔を覗き込んでいる彼が居た
しかも何かちょっと…
『怒ってる…?』
そういうとプイッと顔を背けるディノちゃん
可愛い…じゃなくて
『ごめん、何かした?私いつから寝てた?待ってどうしてここに?ここ私の部屋だよ?』
起きたばかりの頭にはハテナはいっぱい
『…いなかったから』
『ん?』
『今朝、下にいなくて心配した』
私の顔を見ずにそう呟くディノちゃん
ぐはっ かわいすぎる
『そしたら女将さんがここ教えてくれて』
あ〜もうお母さんってば…
『それとさ』
ゆっくりうつむいていくディノちゃんの顔
『うん、なに?』
『…Aちゃんってジスヒョンのファンだったの?』
『え?!?!』
どうしてそれを…
『図星?』
私にキッと顔を向けるディノちゃん
これは…困った…
『で、でもみんな好き、だよ?』
『否定はしないんだね』
ディノちゃんが複雑そうな顔をする
嘘でもディノちゃんが好きと、言えばよかったのかもしれない
でもそういうには、ディノちゃんとは親しくなり過ぎていた
122人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:詩音 | 作成日時:2017年9月14日 23時