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次の日


『Aちゃんー??』


大声で私の名前を呼ぶディノちゃんの声


『はーい!!』


急いで自分の部屋から出て、下に降りる


『おはよう』


そう笑顔で挨拶するディノちゃん


『おはよう!』


今日は2人で近所に散策に行くのだ


旅館を出るとマスクと眼鏡を装着するディノちゃん


その光景をまじまじ見てしまう


『なんで見るの笑』


『不思議だなーって笑』


『僕だって芸能人だからね?』


そう言って私のおでこをつんと突く


『ほらもう早く行こう?』


『もう少し何か反応あってもよくない?』


はあっとため息のディノちゃん


『なにが?』


『もう笑 なんでもない〜』


ディノちゃんはそう言って歩き出す


『変なの』


並んで歩く


『Aちゃんの方が変だよ』


『失礼しちゃう』


ディノちゃんの真似をして頰を膨らませる


そうするとディノちゃんはハハッと笑った


ディノちゃんは芸能人だからって、威張ったりしない人だった


昨日急に仲良くなったけれど


前からずっと一緒にいる幼馴染のような気分にさせる


ディノちゃんはすごい

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作者名:詩音 | 作成日時:2017年9月14日 23時

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