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ある朝
いつものように下駄箱で上履きに履き替えたら
「…え？」
小さな紙が上履きの中でクシャッと潰れる音がした
さすがに告白なんかじゃないだろうとは思ったけど
好奇心から開けて見る
見ないほうがよかった
そう思った
紙には大きく
死ね
の2文字
いじめ…？
でも僕には思い当たることがなくて
その場でゆっくり考えた
僕はあまり友達がいない
クラスでは話さないほうだし
結構な人見知りだ
成績は自分で言うのもなんだけど、学年トップクラス
ああ
恨まれるとしたら
そこかな
でもそんな小さなことで？？
心の狭い奴だと正直思った
こんなことどうだってない
その紙を近くのゴミ箱に捨ててやった
なんだか少し気が晴れたようだった
立ち向かおう
この頃はそう思っていた
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作者名：詩音 | 作成日時：2017年1月27日 21時
