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「お前、誰だ？」
足が震える
ちらっとAちゃんを見ると僕なんかよりずっと怯えた表情だった
「その子の友達です」
震えていることがわからないように足を踏ん張る
「友達、ねえ」
リーダー格らしき奴が面白そうに僕をゆっくり眺めた
「どこのどいつだか知らねえけど、邪魔すんなよ」
急にそいつが僕の胸ぐらを掴んだ
思わず目を瞑った
「ちょっとあんたたちなにしてんの！！！」
女の人の声に目を開けると、公園の反対側から近所をパトロール中らしいおばさんがこちらに走って来ている
「やべっ、行くぞ」
奴らは急に公園からドタドタと出て行った
「大丈夫？？私あのこたち追いかけるわね？ちょっと待ってて」
おばさんはそう行って奴らの後を追った
ふうっとゆっくり息を吐いてAちゃんに近寄る
「Aちゃん、大丈夫？」
Aちゃんはゆっくり涙目の顔を上げた
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作者名：詩音 | 作成日時：2017年1月27日 21時
