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「テミン起きて！！！！」
毎朝僕を起こすために電話をくれるA
「…おはよ」
寝起きの低い声で挨拶すると必ず笑う君
夫婦になったらこんな感じなのかなとか
いらん妄想をする僕
そしてすぐに切られた電話
でもまたすぐ会える
登下校は一緒にしてるから
クラスメートには
「ほんと仲良しだね〜」
ってよく言われるけど
小学校から一緒だったら普通じゃないかと思う
でも小学校の頃と比べると
僕らは明らかに距離が縮まっていると思う
中学の卒業式のハグから始まって
手を繋ぐのも、僕の心臓が弾むことを除けば普通にできる
僕らが付き合ってるって勘違いする人が出てくるのも
時間の問題だろうって感じ
ずっと僕は僕を見るAしか知らなかった
でも、もちろんAは僕だけを見ているわけではなかった
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作者名：詩音 | 作成日時：2017年1月27日 21時
