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数ヶ月後、僕は見事地元の第1志望校に合格して、残すは卒業式のみになった
卒業式まではとても早く時間が過ぎていった
Aと学校が離れるのが
それが1番嫌だった
時間はそんな僕のわがままなんか聞いてくれず
ついに今日は、卒業式
式典はあっという間だった
下校するときに、Aと事前に決めた集合場所に行く
そこに着くと、Aがしゃがんで待っていた
想いを伝える
覚悟を決めたのに
Aが僕を見つけると駆け寄ってきて
そのまま僕に抱きつき
「卒業おめでとう、私たち、どこにいっても親友だよ」
優しい言葉で
僕の心をチクリと刺した
親友だよ
残酷すぎる響きだ
さらに、そのあと進む高校を言い合うと
一緒だった
僕は一緒にいれる幸せと
想いを秘めた3年間をもう一度送ることへの
恐怖を覚えた
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作者名：詩音 | 作成日時：2017年1月27日 21時
