恋心の理由【玲於×北人】 (ページ14)

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14 遅刻魔ページ14

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今日もまた…

寝坊してる、絶対

[ れおさーん？ ]

[ 置いてくよ？ ]

きっと返事も来ないだろうけどラインをしてみる

結局返事も来ないし既読も付かないから、

諦めてインターホンを鳴らす

玲「 ( ねてたわ ) 」

『 ( 3分だけ待ったげる ) 』

玲「 ( きがえてくるからまってて ) 」

まだ寝起きだから喋ってるのが

全部ひらがなで聞こえてくる(笑)

『はい、2分オーバー』

玲「でも待っててくれたんだ？」

意地悪な顔でそう聞いてくるから、

玲於を無視して先に歩き始める

玲「ふはっ、怒んなって(笑) 」

『玲於嫌い』

玲「ほんとは？」

『 …だいっきらい』

大嫌い、そう行ってみると

いつもみたいに反論してくるかと思ったのに

何も言ってこない玲於に少し驚いて

後ろを振り返る

玲「待っててくれてありがとな、みなみ」

優しい表情で見つめられたと思ったら、

今度は頭にぽんっと大きな手が載っけられた

玲「ふっ、どう？俺、素直っしょ」

『あーあ、それ言わなきゃ満点だったのに』

玲「うわ、言っちゃったわ俺」

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